山形1 大物忌神社は鳥海山の山頂に!里宮に狛犬が居る

大物忌神社の里宮、海岸の吹浦口にいる出雲丹後型の狛犬である。明治34年(1901)に建立されたが風化が激しく阿形の顔は半分欠けている。福井県で採掘されていた緑色凝灰岩の笏谷石は柔らかく細工しやすいが、海辺の狛犬の劣化は激しい。
同じく里宮の蕨岡の狛犬も100年たつが、内陸にあるため立派な装飾も残っている。環境の違いによって風化には大きな影響がでるのだろう。
大物忌神社の本社は鳥海山の山頂にある。いまでも雪のない時期には神主さんも常駐し大勢の参拝者で賑わう。大物忌とは鳥海山そのもので自然崇拝の神である。
2017年5月4日に若い仲間との鳥海山スキー登山を終えて帰り道にこの神社に寄った。ちょうど例大祭の日でさまざまな儀式が行われていた。神尾先生は「最初から見てみたいね、また来ましょう!」と具体的日にちまも決めたが、その後の病で実現できなかった。残念無念なことだ。