山形2 赤湯の烏帽子山八幡宮の威嚇型狛犬!
山形新幹線で奥羽山脈をぬけると米沢盆地で、盆地の北端に赤湯温泉がある。お花見に名所の烏帽子山公園に行った時にこの素晴らしい狛犬を見つけた。

出雲の威嚇型の狛犬と同じ形だが、こちらは尾が掲げられてない分、ちょっとマヌカな感じがする。しかし巻き毛、流れ髪、流麗な尾もすばらしい。これだけ大きな狛犬にこれだけの装飾を施すのは並大抵の力量ではないだろう。大正3年建立。
桜の中にちらっと見える石の鳥居は継ぎ目なしでは最大のものだそうだ。石は花崗岩。狛犬はこの近くの高畠でとれる凝灰岩の「高畠石」を使っている。
高畠石は各所に使われている。狛犬の他に台座や烏帽子石と呼ばれる岩もみな高畠石だ。烏帽子石の表面は文字が薄くなっており何のためのものか不明。しかし赤湯七岩の一つという。