我が家の孫たちはみな同じ保育園に通っている。近所は多くの保育園があり、不足して困っているという地区に分けてあげたいぐらいだ。一番小さい孫が今年は年長組で、来年は小学生。我が家は11年間保育園に誰か孫が通っていたことになる。親の家よりも我が家に近いので、送り迎えをどれだけしたか。近所で保育園児にあっても、「あっ、・・ちゃんのおじいちゃんだ」と寄ってくる。
その保育園の運動会に参加するのも今年で最後。ちょっとさびしいがそれが子どもの成長のあかし。喜ばなくっちゃいけないな。恒例の太鼓とエイサーはしっかり練習したようですばらしい出来だった。保育園には本当にお世話になった。家庭にだけいたらこんなにいろんなことをやらせることはできないだろう。なんでも吸収する子どもの時代に、社会的なさまざまな経験をすることができる。ありがたいことだ。
一昨年だったか、港区の高級住宅地を歩いていると、「保育園建設反対」の立て看板が各所に出ていた。「静かな環境を守れ」とか書いてあった。この住民はきっと年寄りなのだろうが、あなた方の静かな環境よりも、子どもたちの声のほうが世の中にははるかに大事だ。ちょっと恥ずかしい看板だと思ったが、いまはどうなっているだろうか。大人は子どもにもっと配慮してやらなければいけないだろうな。