奈良県の伊勢本街道沿いの御杖村に御杖神社がある。御杖とかいて「みつえ」と読む。大和にいた天照大神は諸処の理由でそこには居られなくなって旅に出るのだが、その時の案内役を「御杖先」という。最後にやまと姫は御杖先として、伊勢に案内してそこに落ち着くことになる。ヤマト姫は斎王として近くに斎宮をつくり天照大神をお祀りした。斎王は皇女が務めることになっていたが、その制度は南北朝時代(14世紀)に途絶えてしまった。しかし2013年の伊勢遷宮では皇女の黒田清子さんが斎王を務めた。 5月にヤマト姫の巡幸地として15の宮を回ったが、その時には御杖村にはいかなかった。倭姫命世記という本には出ていなかったからだ。しかし近畿圏には多くの元伊勢と称する神社がある。伊勢本街道沿いの北畠神社も元伊勢と言われるそうだ。下は「つえみ」ちゃん。みつえちゃんかと思っていたが・・・ 伊勢神宮内宮は鰹木が10本、ここは9本。外宮は9本だから、ここは外宮系の元伊勢かな?温泉がある。断層由来の温泉だ。まだ2連覇中のレスリングの吉田選手のサイン三重県の県境付近に、中央構造線の監視所があった。そうなんだ、ここは日本で最大の活断層が通っているのだ