熱帯の日本、温暖化阻止!

20日に台風16号が本州を縦断した。ふつうの時なら台風一過でいい天気になるはずなのだが、21日は曇りのち雨、22日も雨だ。あすも雨らしい。なんでこうなるの??
とりあえず21日に96歳のおばあさんを連れて墓参り。放っておくと一人で所沢の墓参りに行ってしまいそうなので、レンタカーを借りて連れて行った。私は生きている人の都合だ!と言うのだが、バアサンの今の一大事は墓参り。自分も年寄りだが、年寄りに付き合うのは大変だ!

large 22日の天気図を見ると雲の塊がいくつも太平洋岸にある。台風のなれの果てみたいに見えるが、これは前線上に発達した温帯低気圧。温帯と熱帯の低気圧の違いは前線がくっついているかどうかだけ。台風並みの温帯低気圧だってある。
それにしてもなんで今頃こんなところに前線があるのか。秋雨前線は梅雨前線と正反対で北から南に下がっていく。いまごろはもっと南に下がって、本州はすっぽりと北からの高気圧に覆われているはず。北の高気圧は涼しいので、「暑さ寒さも彼岸まで」ということになるのだが、今年はまだ来週も南の高気圧に覆われて暑くなりそうだとか。

地球温暖化の影響で南の高気圧が強くなりすぎて、日本付近は昔の台湾あたりの気候と似てきている。半分熱帯気候になるのでは・・・。冬ももう雪は降らないかも・・・

地球温暖化を阻止するための国際会議COP21が昨年暮れに開催され、パリ協定が造られた。昔の京都議定書の拡大版である。その協定はアメリカ、中国が批准していなかったが、中国の大国意識から、今月(9月3日)になって「パリ協定批准、発効ほぼ確実」と発表された。これに対抗してアメリカも批准する可能性は高い。となると取り残されたわが日本。京都議定書の総本山なのに、アメリカの顔色を窺っているうちに、地球温暖化阻止の動きに反対する国の代表になってしまった。本当に外交が下手だ。中国が温暖化阻止の最先端とみられることになってしまったのだから。

本当のことを言うとCO2を減らしても、もう温暖化は阻止できないことはわかっている。しかし世界中のみんなが温暖化を阻止しようと運動することが重要なのだ。オゾン層の破壊はほぼ止まった。それはモントリオール議定書をみなが守って原因であったフロンガスを廃止したからだ。今回はもうちょっと複雑なのでCO2を減らすだけではどうにもならないところまで来ている。もうエネルギーの消費を抑えることしか方法はない。しかし人間の欲望を抑えることは難しいが、少しだけでも浪費生活を見直すきっかけとなるかもしれない。

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