岩渕の一里塚、薩った峠

160911fujigawa01富士駅から国道1号線に出でて富士川橋に向かう。この川は水量が多く、流れがきついので大井川のように蓮台渡しではなく、船渡しだった。しかし事故も多く河岸には水神が祭られている。私は水神下の岩盤を確認したかった。この橋の下まで富士山の溶岩が流れて来ている。富士山の範囲はものすごく広かった。

富士川を渡って対岸の段丘上に上160911iwabuchi01160911kanbara03160911satta-copy160911satta-02160911satta-choる。国道は低い海岸沿いの道を行くが、旧東海道は津波を恐れて峠越えで蒲原宿に向かっている。富士川の橋を越えてすぐに急坂を上る。

段丘上にいい道が続いている。途中に岩渕の一里塚が残っている。道の両側に榎の大木が写真のように残っている。どうやっても電線が写真に入ってしまう。小池知事の言うように電柱地中化を進めてくれ。

高速道路、新幹線の下を潜り高速道路の上を越えて蒲原宿にでる。新蒲原駅の向こうに港がある。桜エビが名物。コンビニで限定の桜えび唐揚げを売っていた。食べてみたが入れ物に桜えびを印刷してあるだけだった。

蒲原宿(新蒲原駅近く)はよく整備されている。道路も歩きやすくなっている。広重の浮世絵は雪がテーマだが、この場所でこんなに雪がするのか聞いてみたが、最近は全くないとのこと。地球温暖化でもう雪が降ることはなさそうだ。

次の由比宿までは面白くない車道だ。電柱地下化されているが。蒲原駅から電車に一駅乗って由比駅に行ったら、由井本陣を過ぎてしまった。戻ろうかと思ったが、何回か行ったことがあるのでパス。薩埵峠まで長いので先を急ぐことにした。

登り口には、幕臣山岡鉄舟(清水の次郎長と親交があった)をかくまった望嶽亭藤屋宿がある。ここから八朔の果樹園を抜けて、峠にでる。本日は雨模様で、広重の浮世絵のような富士は見えない。

足もとの道路を見ると驚く。海岸に平地はないので海にまで飛び出して道路がつけられている。昔は峠越えをするしか無かったろう。

急さかを下って興津駅に行く。新しいカメラだとこの蝶のような写真が撮れる。途中で東海道を走るおばちゃんに会う。しばらく話をする。沖津駅から電車で静岡駅に行き、ビクトリアホテルという高貴な名前のホテルに泊まる。4200円、広くてきれい。

 

 

岩渕の一里塚、薩った峠” への2件のコメント

  1. 先日テレビでやってましたが、蒲原は山も雪もなく、広重が遊びで新潟の蒲原を浮世絵にしたのではと言ってました。

    • テレビ見ていなかった!ありがとうございました。久しぶりの東海道ですが、いい気分です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です