天皇さまの生前退位の意向を国会で審議することになるそうだ。80歳を超えた方にこれまで通り仕事をやっていただくというのはかなり酷だ。もう自分のやりたいことをのんびりとやっていただけるようにした方がいい。しかし明治時代に急きょ作られた皇室典範では天皇は亡くなるまで天皇をやらなくてはならないことになっているそうだ。
それ以前は退位をすることはかなり自由だった。しかしほかの勢力によって無理やり辞めさせられたりすることも多かったので、権威を強固にするために亡くなるまで辞められないという制度にした。元号も適当に変えていたが、一世代に一元号ということにした。
民主主義の時代、変な勢力の圧力によって無理やり辞めさせることなどできないと思う。天皇さまも人間であるので、衰えを感じ、死ぬまで仕事をやり続けることはできなくなる。皇太子に後をゆづりたくなるのもよくわかる。80歳を超えたら人間であることを優先させてあげたいと私は思う。
しかし政治家たちはどうも憲法重視、先例重視をしたいようで、退位は難しいようだ。先延ばしにしているうちに天皇さまがなくなり、議論は霧散することを願っているようにみえる。本気で天皇の生前退位を認めたいなら、憲法、皇室典範の解釈しだいでどうにもなるはずだ。安保法制の時も憲法を無理やり解釈をしたのだから、今回も解釈で乗り切ったらいいのに。ともかく早く、今年中にもやってほしいものだ。