ゴジラがいた!

Agozira今年の最初のぶらリバークラブは仙川探索行にした。本日下見のために二子玉川駅から歩いてみた。最初は前回歩いた丸子川との分流点に行った。多摩川低地では多くの水路が掘られていた。いわゆる六郷用水である。丸子川も六郷用水の一部である。

そこからさらに進むと旧の水路が残っているのを見つけた。これは地元の人もあまり知らない大発見。今年は最初から縁起がいい! 旧水路かどうかは「川の地図辞典」(之潮{Collegio})で調べる。この本は過去の地形図も載せられており、大変な資料になる本だ。世の中にはこんないい本がある。私の本などほとんど意味のない本だな!!

旧水路跡をたどって世田谷通りに出たら、大仏さんがあった。ぐるっと回って大仏を見て、再び世田谷通りに出たら、こんどは巨大ゴジラにであった。TOHOの撮影所の前の建物に描かれたものだ。これは目立つ。

ゴジラは海神『呉爾羅』の名からつけられた。私は子どもの頃、ゴリラとクジラを合わせた名前だと聞いていたのだが。 1954年米国はマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験を行った。そのことに影響されて映画がつくられた。水爆実験のせいで海底に潜んでいた古代生物が突然変異を起こしてゴジラが誕生した。体内被曝によって巨大化し、性格は獰猛になり、口から高温の放射能吐きだした。自分の住むところを奪った人間を憎んで、都市を激しく破壊した。こどもの頃この破壊は恐ろしいというよりも、痛快という感じがした記憶がある。

とてつもなく獰猛で、悪の権化のようだが、ムリヤリ人間の作った放射能によって異形にされ恐れられるようになった。しかし本当はかわいそうなゴジラ。人間を恨むのは当然だよな! という風な設定で描かれていたのだろう。核実験をやった人間、特にアメリカが悪いという感情は強かったように思う。そんなことを思い出しながら、仙川を歩いて成城学園駅まで行った。11日に仲間の連中と歩くのだが、ゴジラにどんな印象を持っているか、年代別に聞いてみたら面白いだろうな。

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