気仙沼 港付近 ウミユリ

 前回2012年に来た時には、気仙沼の町には大きな船が打ち上げられ、火事で焼けた跡が各所に残り、がれきが積み上げられていた。これをどうやって処理するのか、と心配したのだが、打ち上げられた船は撤去され、がれきはどこかへ運ばれており、町はすっきりしている。

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 しかし津波に襲われた地域の建造物は撤去され、広大な平野になっている。気仙沼大島の発着する港に、船はたくさんいるのだが待合室ターミナルは撤去され、岸壁から直接乗り込むようになっている。雨の日など大変だろうに。3階建の男山酒造のビルは1,2階が流されて、3階だけが残っていたが、保存されることになったそうだ。

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 私たちは港のすぐ上にある、エレベーター付きのホテルに宿泊した。岩盤の上にあるので地震津波の被害はほとんどなかったが、目の下では大惨事が来ていたばしょだ。周辺のホテルはかなり復活し、多くの宿泊者がいる。このホテルは観光客が多いが、他のホテルは復興工事の人たちが長期滞在しており、繁盛している。

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 手前の岩がごろごろしているところは、昔「一景島」と言われたところ。このホテルがある場所は明治の時代には入り江だったことが分かる。大昔からの陸地ではなく、埋め立てによってできた場所だったのだ。地震が沈んだのは、自然の摂理から言えば、不思議なことではなかったのだろう。
この岩は石灰岩で、近隣の地区は同じ地質だ。先日天皇さまが視察された岩井崎(横綱秀の山の像が立っている)も同じ石灰岩で、ウミユリの化石がたくさん見られる。
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日本にも独立記念碑があった!

環七通りからちょっと入ったところに、独立記念碑があった。板橋区から独立して新しい区になった記念の日だそうだ。しかし独立というのは穏やかではない。その前には植民地化されていた感じがあるからだ。

練馬というのは板橋に隷属していたの??? 分離しただけだろうに?そんなに大げさに言わなくてもいいのに、と思うのは、私が板橋区民だからだろうか。

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ところで、明日から気仙沼の「おの寺君」を訪問する。山岳部の仲間で、3.11の時には、宮城県の高校の校長先生だった。あと数日で定年だったのだが、その後は学校が避難所になって大変な仕事を請け負ったようだ。その後体を壊し、心配をしていたのだが、少しは良くなったようだ。地震津波直後にも訪問して支援をしたのだが、今回の訪問は多少は気が楽だ。気仙沼の実家を訪ね、温泉にも泊まるつもりです。

暑い日には涼しさを求めて歩く! 出雲系の「逆さ狛犬」発見!

台風8号の後、まだ梅雨は開けていないが、暑さは完全に夏模様。クーラーがないと過ごせない感じになってきた。午前中は94歳のおばあさんを練馬のセンターに送って行き、デイサービスが終わるまで、近くのファミレスでモーニング朝食を食べながら時間をつぶす。まあ涼しく過ごし、家に戻るが、これが結構暑い。

今週末から、孫と一緒に恒例の上高地に行く。今年は涸沢まで上がるというので、足慣らしをしている。目標は炎天下毎日15000歩以上歩くこと。年をとると、炎天下に歩くと暑さよりも眩しさで疲れが倍増する。池袋まで歩き、メガネ博物館というなんやら怪しいお店で、サングラスを買う。我が家にとってのひいきにお店。度付きのサングラスでも750円、メガネの上からかぶせるのは500円から。度の入っていないサングラスは250円と言うのもある。私が使っているメガネの上に引っかけるのはなんと80円だ。今回はもう少し高級なのをと言ったら、奥から超軽量のメガネにかぶせるのを出してくれた。1950円という超高級グラスなので、即購入。ギラギラ太陽を防ぐと涼しい感じ。

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そのめがねやの傍に法明寺(鬼子母神はこの寺の境内)の裏側になんとか稲荷があった。この赤い鳥居の奥の方は何やら怪しい。昼間でも入るのにはちゅうちょする。でも入ってみると、冷たい風が・・・・。かなり涼しくなる。都心のミステリースポットだ。さらに東京音楽大学の脇からちょっとした森に出ると大鳥神社。ここもさびし場所だったが、副都心線の雑司ヶ谷駅が近くにでき、都電脇の道路が整備されたので明るくなった。狛犬も新しくなってとび跳ねている感じだ。逆さ狛犬は出雲系の神社に多いのだが、ここは日本武尊(やまとたける)を祭る神社で、出雲系ではないのだが。

家に戻って調べてみると、すぐ近くに出雲藩の下屋敷があったそうで、その嫡男が疱瘡にかかった時に、この神社に参ったら治ったので、疱瘡封じの神様として有名になり、出雲藩松平氏が庇護したという。やはり出雲と関係があったのだ。氏子は出雲の狛犬を祭ったのだ。さすがよくわかっている。それがわかる私もなかなか出雲通になったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

保育園は環境を壊す? 池田山

ぶらリバークラブのお散歩は、品川区の高級住宅街にある「ねむの木の庭」(皇后さまの実家跡の公園)を経由して池田山公園、自然教育園などを見学する予定。関東病院の脇から浜田山の高級住宅街に上がっていった。すごいお屋敷が並んでいる。

ところが、住宅の角角にこんな看板が立っている。いったいなんなんだ。保育園ができると騒音で環境が悪くなるっていうの? これだけ世の中で待機児童が多くて問題になっている時期に、それに反対する人たちがいるとは信じられない。高級住宅の方々は、自分たちさえよければいいのか? 皇后さまの住まいのおひざ元で! 恥ずかしいと思わないのだろうか?140702hoikusyo

すっかり池田山に失望して、池田山公園経由で自然教育園に行く。国立科学博物館の教育園だ。目黒駅近くの白金にある。昔は松平さまのお屋敷跡。ちょうど崖の途中にあり低いところには池や沼沢地があり、たくさんの植物が分布している。すばらしい。池田山はもと岡山藩主の池田家の屋敷跡。松平様の屋敷跡は立派に人々の役に立っているが、池田さまのところは名前だけ残っているが、実態は・・・・池田侯は何と思っているだろうか。

自然教育園から歩いて恵比寿ガーデンへ。ここは恵比寿ビールの工場跡。すばらしくおしゃれな街に変身している。そのしゃれた街のテラスでエビスビール。散歩の後のビールはすばらしい。跡地の利用はうまくいった場合、そんなつもりじゃなかったと草葉の陰で悔しがっている場合、いろいろあるなあ。と思った。

でもまあいいか! ビールがうまかったから。下の写真は自然教育園!

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1月1日(木)
明けましておめでとうございます。
ことしもいろいろお助けをお願いいたします。

●暮れの3日間はほとんどパソコンの前に向かって、ホームページの引っ越し作業をしていました。これまでは、分からなくなればすぐに師匠に聞けば良かったのですが、フリーターになった今日、全部自分でやらなければなりません。どうしてパソコン用語はこんなにも分からないようにできているのか? 説明書を読んでもほとんど分かりません。今回特に困ったのは、このぺージに、アクセスカウンターをつけるところです。

これまでのAOLでは、簡単にくっつけることが可能だったのですが、INFOSEEKでは「どうぞ勝手につけてください」となっています。そのためにCGIなるものを少し勉強しなければならない事態になりました。読んでもほとんど意味が不明で、どうしようもありません。簡単にできるところはないか、インターネットで、「分からない人はそのまま貼り付けてください」と言うのをみつけて、そのまま貼り付けてみましたが、どこに貼り付けるのか分かりません。

そんなことで丸一日、機嫌の悪い顔をして過ごしていたので、家ではひんしゅくを買っています。パソコンは家庭不和を助長するというのが、3日間の結論です。しかし何とかなるもので、カウンターは動いています。これまでよりも機能は強化され、2日間のアクセス数もカウントされます。動き出したのは31日の午後でした。sibajingu
芝大神宮 後は上弦の月と東京タワー

●大晦日の夜は、東京十社巡りをやってみました。十社というのは、なんとなく格式があるという神社が組んで連合を作ったもので、それほどの意味はありません。日本三景、四天王とか五色不動、六地蔵、七福神、八大竜王、三十三カ所めぐり、四国八十八カ所などと同じように、組になった方が多くの人が訪れやすいのでしょう。一応明治時代の準勅神社だそうです。

昼間明るいうちに歩いて◆白山神社、◆根津神社、◆神田明神、おまけの湯島天神を巡りました。まだ掃除をしている時間で、神田明神以外は人影はありません。神田明神の鳥居前の天野屋で「甘酒」を飲んで神さま巡りの準備をしました。一旦家に帰って夕食をすませ残りの七神社巡りに再出発。最初に赤坂の◆日枝山王神社、ここは国会議事堂のすぐ下です。すでに屋台が営業を開始していましたが、参拝客は若者グループが数人。

そこから赤坂の町をぬけて◆氷川神社へ。目の前にあの六本木ヒルズの明るい光があるのですが、ここだけは闇の中。あの華やかな町の一角にこんな静かな場所があるのは驚きです。一軒の屋台もないので、参詣人は少ないのだろうと想像しました。六本木の外人街をぬけて◆芝大神宮へ。ここは芝増上寺の大門の脇にあります。立派な石段と鳥居がたち、その背後に上弦の月と東京タワーが輝いています。増上寺はすでに多くの参拝客が集まっていますが、こちらはまだまだ。そこから◆品川神社に行きました。ここは私の推薦場所で、鳥居をくぐると大きな富士山があります。レインボーブリッジ方面の夜景は見事です。

勝鬨橋を渡って、◆富岡八幡宮に行きました。ここは相撲の発祥の地。横綱の奉納もあります。そろそろ十二時で、2004年へのカウントダウンが始まっていました。ものすごい人出で、富岡(深川)八幡宮 初詣入り口まで行くのに1時間ぐらいかかりそうです。12時ピッタリに阪神タイガースの応援のように風船が飛ばされました。どうもテレビ局のヤラセのようで、地元の人は「今まで見たことないよ」とのこと。八幡さまの隣には深川不動が並んでいます。こちらもすごい人出で、屋台で正しい初詣(飲み始め)の人で賑わっています。この時間は若い人が半分以上います。tomioka

◆亀戸天神の賑わいはさらに大きく、香取神社から人の波がつながっています。ここも若い人だらけ。天神さんの境内に入れないので、香取神社におまいりして、最後の◆王子神社にいく。ここは天神さんや八幡さまの人気はないが、それでもかなりの人出だった。
これまで夜中にでて初詣などしたことはなかったが、世の人々はこうやって大晦日から新年の時間を送っていたのだ。子どもたちにとっては大いばりで夜通し友達と連んでいられるのだ。こういう日があった方がいい。日常がダラダラとつづくのはよくない、時々はハレの日があり日常とは違った違った過ごし方をするのは、子どもたちにとって良いはずだ。