トンネルを抜けても雪国ではなかった

cimg0458 この時期はJRジパングの3割引切符が使えないので、青春18切符(11850円)を使って越後湯沢にきた。池袋を10時18分の高崎行き、12時22分の水上行き、13時40分の長岡行きの2回乗り換えで越後湯沢には14時12分についた。片道2370円だから高速バスよりもかなり安い。「トンネルを抜けると雪国だった!」の関越トンネル(?)を抜ける列車は1日に3本しかない。本日は4両の増結だが、ほぼ満員だった。

◆我が家族は30年も前、越後中里駅前スキー場に日帰りで行き来していた。そのときはもう少し本数があったような気がする。いまはスキー場にはあまり雪が無いので、ほとんど人がいない。まあ空いてていいけど、これじゃ経営は大変だろう。

◆家にいると大掃除、窓掃除、正月用意など、邪魔になってはいけないので出てきただけだ。着いた時には青空も見えた(写真)。しかし夕方から大雪の感じで、窓の外、車の上はもう50センチ以上積もっている。ちゃんとワインも持ってきたので雪見酒!見る見るうちに積もっていく。お正月は雪国になるかもしれない。めでたしめでたあし!

安倍首相、真珠湾慰霊

ちょうど朝7時のニュースに合わせて、真珠湾のアリゾナ記念館行われている安倍首相のさんのスピーチが流れた。どの局もすべて安倍さんの話を放映していた。それが終わってオバマさんの番になるとNHKをのぞいてすべて通常放送に戻った。今回の訪問は前回広島の原爆ドームにオバマ大統領が来てくれた返礼だろう。その時のオバマ大統領のスピーチはすばらしかった。安倍首相もこんかい負けないようなスピーチがしたかったのだろう。私もしっかり聞いていたがなかなか立派だった。

その一節を抜き出しておこう。
……私がここパールハーバーで、オバマ大統領とともに世界の人々に対して訴えたいもの。それは、この「和解の力」です。戦争の惨禍は、いまだに世界から消えない。憎悪が憎悪を招く連鎖は無くなろうとしない。寛容の心、和解の力を、世界はいま、いまこそ必要としています。……

でもやはり一言言いたい。これと同じことを、沖縄県にも言ってほしい。オスプレイが落ちたばかりの海岸でアメリカ軍のための基地が新たに作られている。沖縄の人たちは何で戦後70年間、自分たちばかりがひどい目にあうのかと思いながら、半ばあきらめに似たため息をついている。安倍さんはアメリカの老兵の前でひざまずいて謝罪をしていた。

なんでアメリカ人にはできて、自分の国の人たちにはできないのか。それどころか沖縄の人の心を平気で踏みにじっている。自国の人を大事にしないで外の人にぺこぺこしている姿を見れば、やはり日本は植民地なのかと情けなくなる。真珠湾に続いて辺野古の海を見て、同じ言葉を言ってほしい。

……耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽の、やわらかな光に照らされた、青い静かな入り江。私のうしろ、海の上の、白い、アリゾナ・メモリアル。あの慰霊の場を、オバマ大統領とともに訪れました。そこは、私に沈黙をうながす場所でした。亡くなった軍人たちの名が記されています。・・・中略・・・・戦争の惨禍は、二度と、繰り返してはならない。私たちは、そう誓いました。そして戦後、自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら、不戦の誓いを貫いてまいりました。戦後70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たち日本人は、静かな誇りを感じながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。

平和国家としての不動の方針を貫くというのは、どうしても言葉だけにしか思えないのだが、誠で示してくれないかという印象でした。政治家は言葉が命だが、実のこもっていない言葉は空疎に聞こえるだけだ。今回の安倍首相の行動は立派だったが、私はどうしても全面的な支持には至らなかった。

12月26日、スマトラ沖地震

https://en.wikipedia.org/wiki/File:2004_Indonesia_Tsunami_Complete.gif

2004年12月26日、私はミャンマーのエヤーワディ川(イラワジ川)の河口のマングローブ林の中にいた。マングローブは熱帯の低湿地の海岸に生育する植物の総称だ。ここで向後元彦さんが植林作業をしていた。私はそのお手伝いというかお邪魔というかで滞在していた。その日は卒業研究に来ていたMEIJI学院大学の学生を案内して、小さな島で3日間ほど滞在していた。

朝ごはんを食べていたら、突然地面が揺れた。揺れは長く続き、かなり大きな地震だということがわかった。私たちのいるところは海面すれすれの場所で、もし津波がやってきたら逃げるところは一つもない。私は急いで皆に作業用の地下足袋を履いて、大きな木に登るように準備させた。たぶん木に登っても気休めに過ぎないとは思ったが、どうしようもない。

◆その島はお坊さんが一人だけ住むほとんど無人島で、電気も水も道路もない。しばらく待機していたが、水位が50センチぐらい上がっただけだった。半日した頃、船頭さんに沖を通る船に情報を聞きに行ってもらった。「韓国で大地震があった」とのこと。韓国の地震がこんなところで揺れるはずはない。彼らだって情報は持っていないだろう。観察はすぐに切り上げて、ボガレーという町に戻った。ここにはテレビもある。周辺の港は津波が襲ったそうで、マレー半島では大きな被害が出ていることを知った。

◆若者を連れているので日本に無事の知らせをしなければならない。しかしボガレーでは電話は通じなかった。首都のヤンゴンに戻ろうとしたが、往路の船は動いていなかった。陸路ジープを雇って一日かけて戻り、日本大使館に連絡に行った。残念なことにお正月でおやすみ。日本人スタッフは誰もいなかった。ホテルからやっと電話が通じて無事を知らせることはできた。ホッとしてテレビを見た。BBCやCNAは繰り返しインドネシアのスマトラ島で大地震が起こり、大変な被害が出ていることを報道している。我々のいた近くでも津波被害が出ているようだ。我々に被害がなかったのは奇跡的だったと感じた。

◆NHKの番組も見ることができた。しかしただひたすら紅白歌合戦の宣伝ばかりだ。マレー半島では日本人も多く犠牲になっているらしい。それでもNHKは紅白歌合戦の方が大事だったようだ。世界的な大事件なのに、どうしてこんなことになるのか。この周辺国の大使館もみなお正月休みだったようだ。情けない。

◆◆◆それから7年たった2011年、日本でも東日本大震災で大変な津波被害が出た。あの時、NHKをはじめ日本全体が「外国のことだからまあいいか」という対応だった。もっと津波の恐ろしさを知らせておいけば、例えば紅白の一部でも休止して、大変な事が起こっていますと報道をしておけば、少しは恐ろしさを感じたろう。

◆自分の身になにか起きない限り、なかなか想像力は働かない。しかしここ数年、異常気象、地震活動など自然現象は本来の動きをしている。(自然というのはダイナミックに動いているのがふつうなのだ)。人ごとと思わず、常に関心を持って、逃げる方法を考えるべきだろう。私がブラリークラブをやっているのは、少しはみなさんに自然(特に地形地質)を感じてもらえるかなと思ってのことである。と我田引水!

ぶらりバークラブ 都区内峠越え

161209map-deko2 cimg0106本日は今年最後のぶらりバークラブお散歩。大田区の馬込あたりを歩きました。

そこで都区内峠越え道探しでした。最初の図書館峠は皆さんなるほどと認定してくれましたが、後半鐙(あぶみ)坂上の峠は、「あまりよくわからない」とのことで却下。

却下したのは山岳部出身の人。いつも高山の峠越えをしていた人にとっては、こんなの峠じゃないということらしい。

ムムーッ まだ説明力が足りないなあと反省。次回は四谷あたりだが、認定してもらえるように説明をうまくやろう。

もんじゅ廃炉 問題山積!

とっくに高速増殖炉の「もんじゅ」は廃炉に決定していたと思っていたら、まだ生き延びていたのだ。政府は21日福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉をやっと決定した。使った以上の核燃料ができる「夢の原子炉」と言われ、もんじゅは1994年に稼働した。しかしナトリウム漏れなどの事故が続き、事故隠しで追及されたりで20年間に250日動いただけだった。この間に使われた費用は1兆円以上という。 続きを読む

年賀状 今年は期日までに出せるぞ。

161oo1iseshima-nennga 年賀状を1週間前ぐらいから作り始めた。今年は伊勢志摩サミットの首脳陣が並んだ場所で撮った写真を入れようと考えていた。しかし撮った写真は縦長になっているので、加工して横長にした。足元にそれぞれの首脳の足跡も映っているのだが、割愛せざるを得なかった。手すりの位置には別のものも映っていたのでそれも修正するなどした。よく見ると横棒がずれていたりしている。でもまあこれぐらいの修正、大目に見てください。

通信面は全部同じ内容なのでプリンターに任せておけばやってくれる。しかしあて名はなかなか面倒だ。毎年早く印刷すると、その後に来た喪中の宛名はがきを除かなければならない。昨年は30枚近くあって大変だったので、今年は本日まで待った。

私は「筆まめ」とかの宛名作成のソフトを持っていないので、エクセルの住所録をワードで作っている。既成のソフトではないので自分の好きなフォントで作れるが、文字の位置を決めるのは結構大変だ。そうこうしているうちに夕方になった。急いで印刷にかかったが、なんと2枚づつ出てきた。10枚ほどで気が付いたので急いで停止。あわてるとろくなことがない。インクも残り少ないので、明日印刷することにする。

尾張一宮 大神神社

a01cimg0353 尾張一宮は2社ある。真清田神社が大きく立派だが、こちらの大神(みわ)神社は名前の割には小さく、宮司さんも常駐していない。しかし近くの大神社の宮司さんが管理をしているらしく境内はきれいに掃除もされている。ご朱印を得たい人は連絡が必要だそうだ。しかし連絡先は神社に来なければならないので、朱印を頂くのは大変そうだ。a05cimg0352 大神神社は大和の一宮の系統で大物主を祀っている。真清田神社は天孫系統だがこちらは国津神の出雲系統だ。この地ではそれぞれの系統が並立していたが、近くに熱田神宮もあり、伊勢神宮も遠くはないので天孫系の勢力が支配的になったのだろう。三輪神社ヒイキとしてはちょっと寂しい。a04cimg0361

尾張一宮駅からは2キロほどあり、30分ほどかかる。隣に昔の神宮寺だった薬師寺がある。そちらのほうが立派だが、この神社も素朴で清々しい。名古屋でのんびりしたので訪れたのは4時頃。東京と違ってまだ明るい。4時半に尾張一宮駅に戻り、名古屋から新幹線で東京に戻る。7時半には家に戻った。a02cimg0358

尾張一宮 真清田神社

a07cimg0301 日本には一宮という地名がたくさんある。昨日歩いたところにも遠江一宮(天竜浜名湖鉄道)JR飯田線にも三河一宮駅があった。本日の尾張一宮は、その中でも市制をしいている唯一の場所である。名古屋から10分ぐらい。駅から歩いて10分ほどのところにこの神社があった。a03cimg0317a02cimg0323 真清田神社の祭神は「天火明命」(あめのほかり)である。この神の別名は「ニギハヤヒ」命で、天孫「ニニギ」命の兄とされている。天孫とは天照大神の孫という意味で、現在の皇室の祖先とされている。古事記によればニギハヤヒ命は浪速で神武天皇と戦い敗退させるが、紀伊半島を回って熊野から大和に入ってきた時に、神武天皇に帰順する書かれている。どう考えても時代が合わないのだが、神様だから時空を行き来する。a04cimg0311

ニギハヤヒ神は先日訪れた生駒山の大阪側の麓にある「石切劔箭(いしきりつるぎや)神社」(通称石切さん)に祀られている。また丹後の一宮の籠神社(元伊勢)にも主祭神として祀られている。もともと大和葛城の高尾張にいた尾張氏がこの地に移り、真清田神社にニギハヤヒを祀った。尾張氏の祖先も籠神社の海部氏も浪速の住吉さんもみな海人系統である。いまは内陸にあるが、真清田神社は天孫系、海人系の神社なのだ。

ニギハヤヒという神はいちおう天孫だが、関東の人間にはあまり馴染みがない。もう少し真清田神社の祭神さんを研究する必要があるなあと感じた。

遠江一宮 小國神社

遠州一宮は2箇所ある。事任八幡宮とこの神社である。ここは出雲系の大国主を祀る神社で、現在ではこちらの一宮の方がはるかに大きく格式もありそうだ。掛川から天浜線(天竜浜名湖鉄道)に乗って遠州森の石松の出身地に行く。日曜祭日には神社からのバスが来るが本日は平日なので遠州一宮駅から歩くしかない。a01cimg0131案内にはから45分と書いてあったが、1時間歩いてやっと700m地点の茶屋に出る。こんにゃく味噌のお接待を受け、元気を回復して歩き出す。大きな鳥居の奥には立派な神域があった。大国主さんと白うさぎのお話が書いてあったが、今の人たちは知っているのかな? a07cimg0175a07cimg0157出雲系だけあって社殿は出雲大社とおなじ様な作りだ。すっくと立った千木は立派。鰹木は3本a05cimg0189 行きだけで結構疲れたが、帰りも歩くしかない。誰か載せてくれないかと思ったが、運転している人はほとんど高齢者。今の時代、高齢者の車には乗りたくないな! 高速道路の下であと2キロ、車が停って「私は神社のものですが乗りませんか?」と言ってくれた。すぐに乗り込んで駅まで送ってもらった。
「今時の人は、乗りませんか?と言っても怪しんで乗ってくれないんですよ」とのこと。そういう時代なのかな!我らは古い時代の人なので、ありがたくお接待に預かる。天浜線で浜松まで行き、名物のうなぎを食する。a06cimg0220

遠州一宮 事任八幡宮

161219kotono1 先日最後の紅葉かと書いたが、ここ遠州は暖かい土地なのでまだまだ紅葉は真っ盛りだった。10月に小夜の中山を越えた時に、途中でバスに乗りこの神社の前を通り過ぎただけだった。かなり気になっていたので本日また掛川にやってきてバスで事任八幡宮(ことのまま)に向かった。ここは遠州の一宮である。161219kotono2

小夜の中山という峠は箱根、鈴鹿とならぶ東海道三大難所といわれる。京都からくるといよいよ難所の峠に向かうということで覚悟を決めなければならない日坂の宿場だ。その宿場の入り口にあるのがこの神社だ。ことのままというのは、ことだまという説もある。奥宮は「言霊の杜」にある。しかし一般には事が思った通りに行くという意味にとられるようになったらしい。cimg0067平安時代には清少納言の「枕草子」や多くの和歌、鎌倉時代には吾妻鏡、江戸時代には十返舎一九の「東海道中膝栗毛」などに「願い事が叶う神社」として登場している。
源光行の海道記
「事のままと申社に参詣す杉の村立は三輪にあらすも尋ねても参らん、思ふことままにかなへば杉立る神のちかひのしるしとそ見む」
阿佛尼の十六夜日記
「二十.途四日小夜の中山を越ゆ己登乃麻知とかやいふ社のほど道いと面白し」
鴨長明
「またもみむ吾ねき言のままならばしばし散すな木々の紅葉」a001cimg0062

御祭神は「己等乃麻知比売命」後に八幡さんとなってこの3柱が祭神になった。もともとはヒメの宮だ。

バスが2,3時間に一本という場所なので、40分しか時間は取れなかったが、奥宮まで上り紅葉を堪能した。気分良し。

鹿嶋アントラーズ すごい!

レアルマドリードはまちがいなく世界でも最高峰のチームである。日本のチームが対戦するなんてことは考えらえrなかったが、苦も無く鹿嶋アントラーズが実現してしまった。驚いたことに後半途中に芝崎が2点目を入れてリードした。もしかすると勝てるのではないかと思ったが、PKで同点にされた。

しかし2:2のまま試合は終了。延長戦になった。延長前半難なくロナルドが2点入れてしまった。そうなるとまあ仕方がないな、よくやったよという気持ちになる。選手は最後まで気合は入っていたが、相手は2点リードで余裕を持ったので、もうかなうわけはない。

このとんでもない相手にこんなに善戦するとはだれも思っていなかった。たぶん世界のサッカー界でも驚いたはずだ。鹿嶋は今年、優勝ができなかったが浦和レッズを破ってこのリーグ戦に出場できた。浦和が出ていたらレアルに勝ったかもしれないな。など考えてしまうぐらい日本サッカーのレベルは上がっているのだ。本田や香川はもう過去の人になったな!

最後の紅葉かな!

161216syoujuji いつも走っていた石神井川の遊歩道だが、最近は歩きなので景色がよく見えるようになった。王子駅近くに大きな伽藍が見えた。あんなところに大きな寺があったけ?と思って寄ってみた。

浄土宗の正受寺というお寺だった。門が竜宮城みたいでなかなかいいが、その脇のモミジがまだ真っ赤で、すばらしい。歩いたほうがいrぽんなものが見えるなあ、ということを感じた一日だった。

中に入ったら、蝦夷地探検の近藤重蔵の石像があった。近藤重蔵は正受院の隣に「滝野川文庫」と名付けた書斎を建て、居住していたことによるものである。

境内には滝不動もあった。石神井川には不動の滝があった。『江戸名所図会』にて説明されている。水子や赤ちゃんを供養する納骨堂があることから、「赤ちゃん寺」とも呼ばれているそうだ。

またロシアに騙された!

昨日ロシアのプーチン大統領がやって来た。2時間半も遅れて山口県の長門市の温泉旅館に泊まって安倍首相と会談をした。信頼を高めたそうだが、何も新しい話はなかった。そして本日昼頃ごろに東京へやって来た。また1時間ほど遅れた。待たされた大臣たちはみんな起立していたが、遅れてきた人にはもっと厳しくすればいいのに。こちらに弱みがあるかのように接するのはちょっと恥ずかしい。なめられたものだ。

先日のアレッポの陥落の時にも書いたが、ロシアはいま日本と領土交渉をしているような状況ではない。EUからはメチャメチャ言われているし、アメリカEUからは強力な経済制裁をされている。日本が独り経済協力をしてくれるというのだからありがたい、と飛びついてきた。ロシアは日本をEU、オバマアメリカから切り離した。それらの国から、どれだけ信頼と仁義を失ったか。

まあ安倍さんにとっては仁義などよりも経済の方が大切なのだから、そんなことは知ったことかということだろう。でもどうみても、これまでの交渉よりもはるかに後退しているのに。なぜ「安倍さんはすばらしい!」(鈴木宗男の言葉)のだろうか。「新しい制度の下で」共同経済政策をするというが、その制度はなんだかわからない。そんなことで北方4島が帰ってくることはあり得ない。

ロシアにとって「北方4島返還」は利益の出る甘い果実なのだから、手放すわけはない。返還をちらつかせればいくらでも経済援助をしてくれるとなめきっている。ロシアは、クリミヤの併合で見るように、領土は武力で奪い合うしか方法はないと思っている。日本はもう武力進出はしないと決めているのだから、取り返す方法はない。いくら経済援助をしてもますますつけあがるだけだ。

もう余計なことをせずに、大きな声でロシアはひどいと言い続けるしかない。別にロシアと貿易などしなくても日本は困らない。北朝鮮と同じで、プーチン政権もいずれは自滅する。その時まで待つしか方法はない。今回のプーチン大統領訪問で、日本はどのくらいの損失を被ったか、逆にプーチンはどれだけの利益を得たか、費用対効果をきちんと精査したらいい。今回のロシア大統領の訪問の黒幕はまたも森元首相だと書かれている。小池さん、この件でも森退治をしてください。

オスプレイ墜落!治外法権なのか!

13日の夜9時半ごろ、沖縄県名護市東海岸から約1キロの沖合で、米軍のオスプレイ1機が墜落した。5人が搭乗していたが、全員が救助されたが、2人が負傷しているという。テレビの写真を見ると機体はバラバラになっている。米軍の兵士が機体の回収をしているが、日本の警察や事故調査官が関与することはできない。

稲田防衛大臣は、「不時着」というアメリカ軍の報告をそのまま繰り返している。テレビで見るとどう考えても「墜落」だ。米保守系テレビ局「Fox News」でも「crashes」(墜落)という表現で事故を報じているそうだ。沖縄タイムスや琉球新報も「墜落」との表現を使っている。しかし大臣は、日米協定でアメリカ軍の言うとおりにしなければならない。捜査もできない治外法権なのだから。

防衛大臣は在日米軍司令官に「事故に関する原因究明・情報提供、安全」が確認されるまで、オスプレイの飛行を停止するよう、申し入れたが、墜落事故ではないので無視された。すぐにでも飛行再開するようだ。それに対して日本政府は何も言えない。これってまさに治外法権なのでは! なんとかしなければいけないと思うが、一度も改定されるような議論はない。日本は植民地ではない。

一口大田姫神社元宮

一口神社とかいて「いもあらい」神社と読むそうだ。JRお茶の水駅上の聖橋脇の木がお宮になっている。これはなかなかいい感じだ。cimg0024

右側の板に由来が書いてある。そのまま写しておく。

「一口である大田姫神社は江戸城外濠(神田川)を作るにあたり伊達家と徳川家が神田山を開削したとき、江戸城の結界また鬼門の護り神として旧江戸城よりこの地へ移された。
昭和6年(1931年)総武線開通に伴い現在の駿河台下に移る。尚鐡道(甲武線、現中央線の前身)は濠の中にあり開通時天皇家との間に濠幅を減じない、中で商売を営まない環境を守る約束がある」(明治期鉄道史より)
この木は椋の木 落葉高木 花は緑 実は濃紫

よくわからないけど、江戸城からこの地に移り、鉄道敷設でさらに移動したけど、ここが一口神社の本宮だよ。ということらしい。一口をなんで「いもあらい」と読むのか、大田姫ってだれか、わからないよ。