石神井公園・三宝寺池

ぶらりばクラブ、今年最後のお散歩。石神井公園から三宝寺池を歩いた。参加者は12人、UI君ご夫妻も参加。会社員は師走は忙しいだろうに。クビにならなけりゃいいけど。141205sanpo-koyo2141205sanpoji-kane

ところで石神井は「しゃくじい」と読む。板橋や練馬に住む人にとっては、難しい読み方ではないだろうが、それ以外の人には難解な読み方と言う。「東京江戸の地名の由来を歩く」という本を見ていたら、石神井を「しゃくじい」と読むのは日本でただ一つだという。大変珍しい読み方のようだ。

昔、三宝寺池から石の棒が見つかった。地元の人は石の神様として祭ったという。石の神様の井戸、石神井戸(いしがみ)→ せきじんい → しゃくじんい → しゃくじい となった141205sanpo-koyoのだそうだ。石を「しゃく」と読むこともないと書いてあったが、松尾芭蕉の立石寺(りっしゃくじ)は「しゃく」だなあ。ほかにもありそうだけど

三宝寺池の名前は三宝寺というお寺から出ている。そこはもともとは豊島氏の石神井城があった。しかし太田道灌との戦いに敗れ、豊島氏は滅亡したのだそうだ。徳川家康が江戸の入ってくるだいぶ前の話だ。豊島氏の姫君だった照姫は三宝寺池に身を投げた。練馬区では毎年「照姫祭り」を行って、慰霊しているとのこと。