ハタハタ がやってきた

141215hatahata 青森の友人からハタハタが送られてきた。「秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ」秋田音頭の一節。八森海岸がハタハタの本場だが、もちろん海に県境があるわけではなく日本海側で今はたくさんとれる。

江戸時代以前から秋田の食卓になじみの深い魚で、冬の雷が鳴る頃に沿岸に集まるので、別名「カミナリウオ」とも呼ばれている。しかし乱獲などがたたって一時激減、大衆魚から高級魚になってしまった。平成4年に自主禁漁に踏み切り、禁漁期間中は、稚魚の放流が行われた。そのおかげで現在は数を増やしているが、もちろん過去の大漁は昔話だらしい。

うろこがないのでさばくのは楽だがぬるぬるしてとらえどころがない。私は左手に軍手をしてつかんで出刃包丁で頭をとった。友人たちにも配ったが、頭は取らずに焼いた方がおいしいとのこと。もったいないことをしたかな。我が家は煮て食べた。大衆魚だったというが、いまは高級魚。白身で品がよくおいしい。