一宮めぐり:旧国とは

奈良時代の律令制に基づいて置かれた五畿七道にあった行政区分を旧国という。五畿は都の範囲にあった特別な国、山城、大和、河内、和泉、摂津の五国であり、その他は東海道、東山道、北陸道、山陽道、山陰道、南海道、西海道の七道だった。七道にはそれぞれ伊勢国、武蔵国などがあり、六十八国があった。

北海道はまだなかったし、白河の関以北は全部ひっくるめて陸奥国一国だった。奄美や琉球もなかったが、日本海側の島、佐渡、隠岐、壱岐、対馬などは一国を成していた。陸奥の国が磐城、陸前、陸中、陸奥、羽前、羽後に分かれたのは明治時代になってからである。

その旧国にはそれぞれ一宮が置かれていた。しかし様々な経緯があり、一国に二、三の一宮があるところもある。なので現在一宮と名乗っているのは100以上もある。

数年前には全国ほぼまわったと思っていたが、いくつかはまだ行っていなかったり、記憶が薄れていたりだったので、2011年から再び再確認の旅を始めた。初めてだと思ったら、昔撮った写真が出てきたりしたこともあるので、今回はきっちり日時を入れたデジカメ写真を残すことにした。そして私なりの一宮のページを作成することにした。まだ1/10 程度しかアップしていないが、今年中には全部上げるぞ!と意気込んでいる。

とりあえず本日の報告。摂津一宮坐間神社、近江一宮建部大社、伊賀一宮敢國神社をまわった。雨の中だったのでかなり苦労をした。摂津一宮でとったカメラを大阪の宿に忘れてしまった。ほとんどぼけている! 草津線の油日駅でホテルに電話をかけたら、とってあるという。大阪のアパホテルは親切です。宅急便で送ってもらうことにした。よかった。建部、敢国は別カメラで撮った。予備は必要ですね。