酷暑のマラソン、まさか?札幌へ!

東京オリンピックは快適な気候の8月に行うということで招致が決まった。ブログでも何回か、こりゃ冗談だろうと思っていたが、外国の方は東京の8月は晴天も期待できいい気候なんだと思っていたようだ。しかし17日突然森委員長がIOCのバッハ会長がマラソン競技は札幌で行うと言っている。私もいいと思っていると発表した。今回は15日に伝えられたそうで、橋本オリンピック担当大臣に伝えられただけで、肝心の小池都知事には知らされていなかった。小池都知事は怒って、森さん安倍さんの仲間のプーチン大統領に頼んで北方領土でやったら!などと言い出した。

先日暑い東京での大会に備えて競歩やマラソンで選手選考をしたばかり。暑さに強い選手が選ばれた。選手コーチは大いに戸惑っているが、経団連会長は森元首相に忖度して「涼しい札幌の方がいい!」などと言いだした。地方の経済も潤うからだそうだが、オリンピックを経済的な面だけでしか見ていないようだ。選手ファーストと言うなら最初からそうすればいいのに。今さら困るよ! しかし東京都が30分繰り上げてスタートするといってももう耳を貸さない。

他の競技は暑くてもいいのかな?? いっそのこと全部札幌に移したら?? でも札幌は困るだろうな。マラソンと競歩の会場を確保する、コース設定をするだけで大変な準備が必要だ。今東京で準備している人を全部札幌に持っていくしかないだろう。

しかししかし弱いところにすべてを押し付けて、強いものにはすべて屈するというのは、今の日本の状況をよく表している。貿易協定は二国間ではやらない、TPPですべてを決めるなんて言ったのに、トランプに脅されて日米貿易協定を締結してしまった。北朝鮮がミサイルをバンバン撃っても、「トランプがいいよ」と言ったので文句は言わない。拉致問題はどうするのか。まったく真剣ではないよな。

「ダメだよ!」と私が言っても声にはならない。理にかなわないことが多すぎるよ!