やまとひめの旅

logo1 伊勢神宮に祭られている神さまは天照大神だが、この神様は最初は高天原におられたが、日本国ができてからは九州高千穂にいた子孫の神武天皇に連れられて征服を重ねて、大和の地に祭られるようになった。しかし神武天皇の系統が衰えると大和にはいられなくなった。皇女である「やまとひめ」は天照大神を祭る場所を探して旅をして行き、最後に伊勢の地に到達した。「ここはいい場所だからここに永久に祭るように」と天照さまはいい残して森の中に鎮座した。

お連れした「やまとひめ」もここに祭られたが、それ以降、天皇の皇女が代々伊勢の地で天照大神をお祭りすることになった。伊勢の地に来られた皇女は「斎王」というわれ「斎宮」に住んでおられた。「やまとひめ」は物語であるが、斎王は歴史的事実で、近年斎宮の発掘も進み立派な資料館なども建てられている。斎宮跡は東京ドームの何十個分の広さがあったとか。もしかするとこの地にも都があったのではないかと思われるような雅な発掘物もあるそうだ。

歴史的事実にもとづいて物語が作れたのだろうが、これはなかなか面白い。さらに「やまとひめ」の旅の出発点は三輪山になっている。これは興味深い。やまとひめが立ち寄った場所には元伊勢の神社が残っているとのこと。ある本によれば15か所という。まえから全部歩いてみたいと思っていたが、体力の衰えは激しく、今回電車とバス、タクシーを乗り継いで歩いてみることにした。全行程は300キロほどある。走りでは一週間ぐらいかかりそうだが、今回は2泊3日。画像1

 

 

ブラリバー 銀座から築地、佃島

「ぶらリバークラブ」って、ぶらりとバーに入るクラブですか?という質問があった。昼間っからバーに行くのもいいな!と思うけど、違います! ぶらぶらとリバーを散策しようというクラブです。「リバー」は「川」ですが、我らの川は「化石川」が中心です。化石川というのは昔川があったがいまは暗渠になったり、埋められたりしたもので、まあ「川跡」ですね。

我が師匠の貝塚爽平(「東京の自然史」の著者)さんは、東京のタクシー運転手は山の手では「坂」下町では「橋」を覚えておけば勤まるというようなことを書いていた。本日行く下町には川はほとんどないが「橋」名はたくさんある。昔は川がたくさんあったという証拠だ。「川じゃなくて掘りですよ」との指摘があったが、その辺りは細かく言わない。川も掘も運河も湖もみんな橋がかかっていた。

数寄屋橋、京橋、三原橋、万年橋、采女橋、海幸橋などなどをわたって波除神社前から築地の市場を見物。いまの時間はセリ人はだれもいないが、観光客が並んでいるところがあった。場外市場ではなくて場内のお店。ながめるだけで通過して聖路加大学のあたりまで来たら「なんで食べさせてくれないの」とクレーム。本日は10人、これだけ入るには1時間ぐらい並ばなけりゃ。年寄りはおいしそうなものを見るとすぐに食べなけりゃ気が済まないようだ。

隅田川土手に座ってお腹すいた!と叫ぶTさん。なだめるのは大変だ。それでも佃大橋をわたって佃小橋まで。その先で解散。佃煮やに行っておつまみを買うT さん。まだこの時間では「ぶらりバー!」はやっていません。

今日で車とお別れ!

最近年寄りの交通事故が多くて社会問題になっている。一昨日も歩道に乗り上げたとの報道。これも60歳以上だった。周りからの圧力は増しているのでついに我が家の車も手放すことになった。我が車は2014年に出たばかりのホンダのFitのハイブリッド。これはなかなか優れ物で、燃費はいいし、オートクルーズも付いているので運転は楽だ。低速度では追突防止機能もある。しかし周囲は「いくら車が良くても、ぼけ老人が運転したら逆走は防げない!」と容赦ない。

幸いなことに親戚の看護師さんが夜勤のときに必要だが、前のが古くなって買い換えようと思っているとのことだったので、渡りに船!じゃなくて渡りに車ということで、本日手渡すことにした。買主は娘に甘いお父さんなので、一緒に陸運局、今はなんとかと名称が変わっているが、そこへ直接持ち込む。本人同士なので実に簡単に名義変更ができた。昔は税金や自賠責保険など日割り計算をしたりしたが、いまは車検の時にも納税証明はいらないのだそうだ。

ただしまだ車検前の新しい車なので自動車の取得税は取られた。私の計算よりも安かったが、同じ自動車で二度取得税を取られるのは悔しい。ナンバープレートを自分でとり替え、刻印してもらって終了。引き渡そうとしたら、そのお父さんも運転は厳禁と言われているとのことで、お宅まで「他人の車」を運転して行った。家に娘さんはおらず、「お父さん!駅までも運転しないように!」とも書置きがある。バスで浦和駅まで戻る。

家の前の車庫はすでに奥さんの手でお花の鉢置き場に代わっていた。かなりの寂しさを感じたが、多少の不安があったので、すっきりしたことも確かだ。高級自転車のロードレーサーもすでにないし、まだほとんど使っていないスキーも寄贈してしまった。高速の遊び道具はすべてなくなった。ママチャリだけがお友達かな!

 

パソコン指導!自転車!

「午前中は雨」との予報だったが、東京アメッシュをみると東京付近にはもう雨雲はない。予定通り8時半にヘルメットをかぶり自転車で出発する。目的地は足立区!の楽隠居のお宅。ホームページを作っているのだが、更新ができないという。いろいろ聞いてみたがらちがあかないので、直接出向くことにした。

前に見た大型のパソコンをノートパソコンに変えたので使い勝手が悪くなったようだ。私も windows8 をちょっと使ったことがあるが、大変使いにくかった。なのでいまはすべて windows7 を使っている。「windows10 に変えましょう!」とメーカーは言うが、年寄りは慣れたものでないと使えない。年取ってから引っ越しなどしない方がいいというのと同じで、住み慣れた所、じゃなくて使い慣れたものの方がいい。

結局パスワードがみつからないのでどうにもならない。メールの使い方をお教えしてお茶を濁す。帰りは西新井大師に寄り、江北橋を渡る。約1時間半。近年とみに体は衰えている。一昨年は1時間で行くことができたのに。と昔のことを懐かしんでもしかたがない。ともかく自転車で往復できたことの幸せ!夏のように暑くなった。

まだお花見!雲海桜

>ADSCN4318 もういい加減にしなよ! と言われそうだが、伊香保のグリーン牧場のKAMA田さんが誘ってくれたので急いで出かけた。もちろんソメイヨシノは散った後だがいま八重の桜の関山が最高の色を出している。なかなかいい風景だった。ついでに高山村のパエリアのお店に行く。アラゴンという知る人ぞ知るお店。火曜日は定休日なのだが本日はあいていた。群馬天文台に行く途中の道の桜も今が満開。いつまでもお花見なんかしていないで、もっと世のためになることをしなけりゃと思うのだが、その時には体はなかなか反応しない。XKIMG0399 ADSCN4319

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築地市場も間もなく移転!

5月7日にはぶらリバーくらぶのお散歩がある。ここのところ下見をせずに出たとこ勝負だったが今回は少し時間があったので急いで下見に行った。でも全部歩くことはできないのでもうすぐ移転する築地市場を見て回った。いつもは晴海通りから行くのだが、今回は采女橋から行ってみたところ、青果問屋さんの定松さんの前にでた。「おおーここは私のサッカーのお友達のお店」こんな大きなお店とは思わなかった。残念ながらお友達は外出中だったが、いつもベンツに乗ってサッカーに来るわけだ。。BCIMG3677

ここから連休で賑わう場外市場を抜けて、海幸橋脇の波除神社(TA口さんの馴染みの神社)にお参りして市場に入ってみる。外国人がかなり見学に来ている。もうこの時間セリはやっていないので閑散としている。セリ時間は見学は制限されているが、まああたりまえだよ。買い物はできないの、場外市場にあれだけいた中国人観光客は、ここでは全くいない。BCIMG3692

見学の後は築地川のあとをたどる。ほとんど建物が建っている。川跡の地盤は悪い。地震の時には一番先に倒れるよ。いいのかな?? 晴海通りをわたると築地川は駐車場になり、脇に遊歩道があり、それをたどると聖路加大学脇に出る。芥川龍之介の碑が建っていた。隅田川沿いに出て佃大橋を渡って佃島に行くのが予定コースだが、疲れたので新富町から戻る。入船橋の下の川は埋め立てられ運動場になっている。でも雨が降ったら大変そうだ。BCIMG3695

森将軍塚古墳

2月、私の入院中にいとこの旦那が亡くなった。お葬式に伺えなかったので本日お線香を上げるために妙高市のお宅に伺った。私のひとつ上のほぼ同世代の人だ。ここのところ同世代の訃報がいくつもある。ちょっとさびしい。もう2カ月たっているので、みなさん立ち直っていた。よかった。田舎の草餅などたくさんのお土産をいただいて戻った。

帰り道千曲市で高速を降りてこんな古墳を見に行った。高速道路から見える高台にある立派な前方後円墳だ。立派な古墳は奈良や堺など古代の大和にしかないという先入観を持っていたが、信濃の国には古代から国が成立していたのだ。XDSCN4310

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腰痛・不注意・半ボケ

 ここ数日半分ボケの症状があり、不注意で人に迷惑をかけ、おまけに腰痛がひどくてよたよたしている。まさに三重苦。まあ年なので「しょうがないか」と思っているが、迷惑掛けられた人は「しょうがない」と許してはくれないだろう。

 人様に多大なご迷惑をかけそうなものは処分することにした。第一弾はロードバイク、もうスピードを出さないが、このバイクは歩道ではなく車道を走るためのバイクだ。駐車中の車があるとセンター側によるが今は恐ろしい。ということで先輩のNAGA沼さんからいただいたイタリア製の高級車は後輩のもとに移動した。2年前に追突防止のついた最新のハイブリッド車に変えたが、高齢者が逆走をしたり小学生の列に突っ込んでいるのをテレビで見たら、他人事とは思えなくなった。この車も親戚の若い人に譲ることにした。

 ということで少しは身の回りはすっきりしたが、なんとなくさびしい。乗り物は両足がつくママチャリと車いす。今の車いすを軽量のに買い替えようかと算段中。でも軽量車いすになると、これで東京マラソンに出ようかとか考えそうなので、ちょっと中断している。腰痛がひどい時には椅子に座っているしかない。お出かけはなかなか難しくなったが、バスとエレベーターのある地下鉄の組み合わせでウロウロすることになりそうだ。

東京でまだお花見!

高尾に多摩森林科学園がある。広大な園内には日本中のサクラが移植されている。そのために2月末から5月まで様々な桜が楽しめる。ソメイヨシノはとっくに散ってしまったが、今はサトザクラが満開。本日はここで毎年サクラの写真展をやっている寺澤秀治さんに参加いただいて、いろいろ説明していただいた。寺澤さんは昔私が勤めていた清瀬高校の出身。当然私が教えていたと思っていたら、私が去った後に入学したそうだ。ずっと私の教え子だと思っていたがいつまちがえたのだろうか。

本日は現役清瀬高校の生物の先生も見えていて、レベルの高いお花見になった。「今日は二人の講師がいて、すばらしい会だったね!」との評価。私も講師の一人なのだが、数に入っていなかったみたい。ちょっとひがみながらも、関山、うこんなどのサトザクラ、それから匂いが強いサクラなど堪能する。さらに写真にあるような猫の尻尾みたいなのも桜だそうだ。知らなかった。やっぱり先達はあらまほし! ウワズミザクラだそうだ。(直ちに訂正が来た…ウワミズザクラ「上溝桜」でした)

おじさんたちはバスで新宿まで帰ろうという。でも後1時間待たなければ八王子行きが来ない。さらにそれから何時間かかるのか? つきあいきれないで駅へ行くと、なんとおじさんたちも待ちきれなくなって、結局京王線で戻る。

かわいらしいでしょう。なんという名前だっけ?

かわいらしいでしょう。なんという名前だっけ?

ウコンサクラ。黄緑色!

ウコンサクラ。黄緑色!

本日の講師。寺澤さん!

本日の講師。寺澤さん!

これも桜だって!ウワミズザクラ!

これも桜だって!ウワミズザクラ!

もうサクラは見あきたよ!バスでかえろう!

もうサクラは見あきたよ!バスでかえろう!

神代植物園はボタンの花ざかり

深大寺から神代植物園に行った。65歳以上は250円。園内は我らと同じジジババだらけ。ハンカチの木と藤が見ごろというが、ボタンが真っ盛り。今年のお花見はサクラではなくボタン。今年見た中で一番のボタンだった。

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帰ってきてテレビを見ていると、高速道路に架ける橋げたが落下して何人かなくなったというニュース。先日インドのカルカッタで建設中の橋が崩壊して大勢が下敷きになったというニュースが流れたばかり。インドの技術レベルは日本に比べてかなり低い。日本ではあんなことは起こらないと解説の人は言っていた。三菱自動車の不正隠しも、昨年末のフォルクスワーゲンの不正隠しとおなじ構造だ。日本は諸外国とは違うと威張っていたが、まったく同じことが起こっている。どうも日本の技術力、判断力が劣化してきているような気がしている。困ったことだ!

深大寺 散策

テレビで深大寺の門前風景を写していた。奥さまは何回も行ったことがあるというが、私は行ったことがなかったので即行動。京王線の調布駅に向かった。いつもなら歩いて行くのだが、最近はバス券があるのですぐに機械力に頼ってしまう。私たちのようなジジババが大勢並んでいたが、みなさん来たバスに乗らないで待っている。私たちのバスは空いていた。後で気がついたら、我々の乗ったバスは深大寺入り口からまっすぐにどこかへ行っった。一緒に降りたじいさんが、こんなに歩かせて!とおばあさんに文句を言っている。門前まで行かないバスに乗ったかららしい。300mぐらいよけいに歩いた感じだが、いい道だからいいじゃない!Jindai01 門前には深大寺そば屋さんが並ぶ。赤い花は花ミズキ。jindai02 なんじゃもんじゃの花の名所なのだそうだが、まだこの程度。>
jindai04 なかなかすばらしい古刹だ。もともとは法相宗のお寺だったらしいが、元三大師が天台宗になおしたらしい。jindai03元三(がんざん)大師さんの名前は関東東北でよく聞く。大師さんといえば弘法大師と思っていたが、佐野の厄除け大師、川越の喜多院の大師様はこの元三大師さんだそうだ。元三大師さんのお札を貼っておくと魔除け、厄除けになるらしい。その姿はちょっと恐ろしい。
jindai06 鬼太郎のほうがユーモアがあって恐ろしくないなあ! 

熊本地震 驚いた!

昨日の夕方のテレビを見ていたら緊急地震情報が報じられ、ニュースが止まった。テレビを見ていると熊本ではテレビ画面がめちゃくちゃに揺れている。驚いてみていたが、熊本城の後ろでライトアップされた土ぼこりが立っていた。あの石垣が崩れたなということはすぐ分かった。震度7だという。震度7というのはほとんど聞いたことがない。昨日はほとんど被害はわからなかったが、一夜明けて何人もの人が崩壊した家屋の下敷きになっていたという。素早いレスキューで赤ちゃんが助けられた時には、よくやった!と歓声をあげた。しかし何人もの人が亡くなったようだ。

昨日あったシモジイと1999年に九州縦断マラソンをした。その第2弾は熊本空港からただちに走りだして益城町、御船町をとおって通潤橋に行き、そこから椎葉村を通って川辺川ダム(予定地)経由で人吉に出た。そんな話をしていたばかりだ。google-map をみていたら、明らかに断層が見える。御船町の地層からは恐竜化石がでる。同じ時期の恐竜化石はさらに天草でも発見されている。ということは地層はここから宇土半島をへて天草に続いている。

断層はこんなにはっきり見えるのだ。自分が住む場所のことをきちんと把握しておけば自然災害を避けることはできる。原発の下に活断層があるかどうかが大問題なのは、これだけの揺れがあれば原発もひとたまりもないからだ。しかししっかりと衛星画像を見れば断層の位置ははっきり分かる。いつ動くかはわからないが、知っていれば覚悟はできるだろう。このブログを見た人は、すぐに自分の住む地域のgooglemapを見てほしい。素人目にもなんか変だなという地形が見えるはずだ。自分の命は自分の知識で守る。それが大事だ。

以下に布田川断層、日奈久断層を示しておきます。どうですか!見えるでしょう。 白い矢印をつけた場所もなんかあやしいね。ここも断層かな?160415kumamoto-map2

 

 

西新井大師 ボタン

001西新井大師はボタンで有名。昨年は行かなかったが、一昨年その前は行ったような気がする。前に見たボタン園は門を入った右手の新しい牡丹園に引越していた。あと数日したら満開になるが、本日も雨にぬれた姿がなかなか良かった。奥さんは「また来る!」と張り切っている。我が家からはバス券で来れる。

一番下の欄は八重桜・ウコン桜・シャクナゲ

地球永住計画

武蔵野美術大学の関野吉晴さんらが「地球永住計画」というとんでもなく大きなスケールのプロジェクトを始めた。本日はその最初(?)のトークで  「玉川上水を探検する」と称して小泉武栄さんがお話し下さった。

いつものように国分寺のジャズ吉のシモジイが教えてくれたので、早速飛んで行った。関野さんの発想はいつもとび跳ねている。このプロジェクトは火星移住を前に、まず地球永住を確実なものにしておくために、科学、芸術、地域があいまって話し合っておこうというものらしい。

今回は地域ということでGeo ecology を提唱をする小泉先生がお話し下さった。小泉さんは学芸大の名誉教授で日本の山はなぜ美しいなどの著作があるすごい自然地理の学者さんだ。5月には次には生命学者の中村桂子さんも来られるとか。これはおもしろくなりそうだ。毎月ムサビに行かなければ。

主催 武蔵野美術大学共同研究・地球永住計画実行委員会
協力 ちいさな虫や草やいきものたちを支える会

プロジェクトのリンク

木穂り・満丸展 ペンギン!

高城満丸さんからこんな案内が来ました。京都洛北の松が崎にそびえていた楠がペンギンに変身。高城さんは彫刻家、ランナー。私は1983年ごろからの知り合いで、実は彫刻家とは知らずに一緒に走っていた。先日の石神井川のお花見でもご一緒した。160415kibori

ところでこの案内はがきの文字、イラスト、どこかで見たような! 我が著書「ちょっとそこまで走り旅」で見たような・・・・