農工大図書館でお話します。

  19日1時から東小金井の農工大科学図書館で繊維技術研究会で講師をやります。「やまと姫の旅」という題お話をするのですが、「繊維技術研究」と何の関係があるのかといわれそうです。これまでにお話があった方々は。みなその道の専門家ですが、こんない異色でいいのか、ちょっと心配です。http://web.tuat.ac.jp/~museum/support/giken/index.html

内容はこのブログでも何回か書いたものです。私のHPの倭姫の旅の項目でも記しています。でも繊維研究の皆さんに話をするのはちょっと臆するところもあります。もしお暇な方がありましたら、応援に来てくれませんか。入場無料でだれでも来場くださいとのことですから。内容を忘れないようにパワーポイントを作りました。

やまとひめの旅

logo1 伊勢神宮に祭られている神さまは天照大神だが、この神様は最初は高天原におられたが、日本国ができてからは九州高千穂にいた子孫の神武天皇に連れられて征服を重ねて、大和の地に祭られるようになった。しかし神武天皇の系統が衰えると大和にはいられなくなった。皇女である「やまとひめ」は天照大神を祭る場所を探して旅をして行き、最後に伊勢の地に到達した。「ここはいい場所だからここに永久に祭るように」と天照さまはいい残して森の中に鎮座した。

お連れした「やまとひめ」もここに祭られたが、それ以降、天皇の皇女が代々伊勢の地で天照大神をお祭りすることになった。伊勢の地に来られた皇女は「斎王」というわれ「斎宮」に住んでおられた。「やまとひめ」は物語であるが、斎王は歴史的事実で、近年斎宮の発掘も進み立派な資料館なども建てられている。斎宮跡は東京ドームの何十個分の広さがあったとか。もしかするとこの地にも都があったのではないかと思われるような雅な発掘物もあるそうだ。

歴史的事実にもとづいて物語が作れたのだろうが、これはなかなか面白い。さらに「やまとひめ」の旅の出発点は三輪山になっている。これは興味深い。やまとひめが立ち寄った場所には元伊勢の神社が残っているとのこと。ある本によれば15か所という。まえから全部歩いてみたいと思っていたが、体力の衰えは激しく、今回電車とバス、タクシーを乗り継いで歩いてみることにした。全行程は300キロほどある。走りでは一週間ぐらいかかりそうだが、今回は2泊3日。画像1