1984年2月13日は植村直巳さんの命日。この日に合わせて植村直巳冒険賞が発表される。ことしはちょっと遅れて16日に植村さんの母校である明治大学の紫紺館で発表があった。受賞者は世界トップクラスの登山家である平出さんだった。彼の登山は誰も行ったことのないルートを選んで登っている。その大変な登山のさなかにもビデオ撮影をして、誰も見たことのない景色を共有させてくれる。山岳カメラマンとしても超一流だ。
三浦雄一郎の80歳エベレスト登山でもカメラマンとして先回りして写真をとっている。田中ゆうきの日本百名山一筆書きの撮影も彼のカメラである。走りながら登山をしている田中を前後に回ってとっているのは、彼よりも重い荷物を持って、倍ぐらいの距離を走っている。とてつもない体力の持ち主だ。登山家としての評価もすばらしいが、カマラマンとしても大冒険と評価された。すばらしい。SEKINEさん、NOJIさんらと枯れ木も山の賑わい役で出席したが、部屋に入れないぐらいの盛況だった。