木を切る=気を切る!

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2月26日(木)
庭の木が大きくなりすぎたので、小さくコンパクトにしてもらうことにした。騎西町にすむ江口くんご夫妻にお願いした。彼は農大出身のプロの職人さんだ。はしごも手作りのものだ。花水木、サザンカ、キンモクセイを小さくしてもらい、太く大きくなりすぎた西洋カエデを根本から切り倒してもらった。

木を切るのは大変なんですよ、と言うeguti2。力がいると言う意味ではなく、木にはそれぞれ気があって、それと対話をしなければ切れないという。昨年近所の屋敷の大木を切る仕事を請け負い、上から枝を下ろしていったが、いよいよ切り倒そうという段になったときに、はしごから落ちて背骨を痛め半年間も仕事ができなかったそうだ。「その木は昔からその屋敷にあった大木で、切る必然性はなかったんです。自分はその木の「気」を感じていたのだが、仕事なので切ろうとしたが、ダメだったんです。むこうの気のほうが強かったんです」と話してくれた。その木はいまもそのままになっているそうだ。

我が家のカエデにはその気を感じなかったが、ムダにしてはいけないので、職人さんの仕事の脇で、ベンチにする作業をした。丸太を切るのは息が切れるが、「大事に使うからね」と言いながら作品を完成した。いつもは我が作品にケチをつけるわが奥さんが誉めてくれた。

今日が誕生日だったから鷹揚だったのだろう。