1月23日(金) 今日から逆順にしました
◆他の人のホームページを見ていたら、今日の分は一番上にあり、古いのが順に下に行っていました。当然なのですが、私はなんとなく順番に下に向かって続けていました。今年はふつうに、読みやすいように変更します。これの方が書くのも楽です。なんでこんな事に気がつかなかったのだろう。地質学をやっていれば、下にある地層の方が上にあるものより古いというのはあたりまえだし、地質年表は必ず上が新しく、下が古くなっている。そんなことを教えていたのに、口先だけで、実体験が伴っていなかったのだ。
◆ところで、昨日は「春節」で、中国ではお正月。横浜や神戸の中華街は大にぎわいだった。日本でも旧正月を祝っているところもある。ベトナム在住の卒業生からも、21日から26日まではお休みで、奥さんの郷里に帰ります。というメールが入っていた。
◆1月7日に「今日はクリスマス」と書いた。ロシアではユリウス暦を使っているので、その日がクリスマス。クリスマスが12月25日に決まってなくてもいい。世界中にさまざまな暦があるのはいいことだ。みんなが一斉に同じ事をしているなんて不気味だ。それぞれに伝統的な時間や暦があることはよい。私が最近通っているミャンマーでは4月の最初の新月から1年が始まる。その前の1週間は6日間は年末のお休みだ。この国は太陰暦を使っているので、1年の長さは11日少ない。30数年たつと1年分多くなる勘定だ。イスラム暦もこれと同じだ。そんなさまざまな生活暦があることを知った上で、尊重し会うのがよい。
◆昔は「暦」をつくることが権力の象徴だった。ユリウス暦、グレゴリオ暦もみな権威の象徴なのだ。フランス革命の時にも革命暦が作られた。日本でも朝廷が権力をにぎると暦をつくる事業を一手に引き受けた。明治になったとき、政府が暦を変えた。日本では象徴天皇の権威で暦をかえる。日常は西暦を使う方が便利なのだが、それぞれの国や宗教、そのたもろもろの暦も捨てがたい。なにもすべて世界標準に統一する必要はないと思うのだが。