水平な虹:環水平アーク!

象潟から鶴岡を通り山形道を走っていた。東北道のジャンクションあたりで左手に写真のような虹が出ていた。見たことがない水平な虹だが、上側の凹の部分が赤色になっている。普通の虹は凸部の外側が赤色であるので、ちょっと様相が違う。もしかすると地震雲かなどと騒いだが、その時にはよくわからなかった。

家に戻って調べてみるとこれは環水平アークと呼ばれるもので太陽から45度離れて大きく取り巻く氷晶雲に映る虹だそうだ。太陽高度が低い冬季には見ることができないが春から初夏にかけて太陽高度が58度くらいになると地表から10数度のところに見えてくる。これは副虹で、内側に本虹があるはずだ。それは内暈(ないうん)と呼ばれるが日傘のように見える。太陽から22度のところにできるので22度ハローとも呼ばれるようだ。残念ながら車の屋根の上だったので確認できなかった。