南極越冬隊と通信

大学女性協会という社団法人がある。毎年女性の研究者(博士課程)に奨学金を出している。向後さんが奨学委員長をされている。今年の奨学金の授与式が、新宿の京王プラザホテルで行われた。10人の受賞者の方々が、自分の研究についての話をしてくれた。ある女性は「一次元量子Bi ナノワイヤー熱変換素子の巨大ゼーベック効果実現とその解明」の研究をしている、とのこと。なんのことかよくわからないが、若い女性たちがんばっているなあ、未来は明るいと感じた。

昨年の奨学生の一人が、南極観測隊員に選ばれて現在越冬している。授与式のイベントとして南極と中継しよう、と向後さんたちが計画した。しかし技術的にはちょっと難しいのでその道に詳しい丸山さんが担当することになった。私は丸山さんの配下で会場を移すカメラ係。何回もリハーサルをして13時20分から中継開始。

さすがに立派な女性で、はきはきと状況を中継してくれた。それも感動したが、すぐ横に土屋君が並んでいたことに驚き。彼は清瀬高校の教え子。サハラの会を継続してくれていた。彼が越冬隊員であることを知っていたのでfacebookで「手伝ってあげて!」と連絡はしていたが、画面に出てくるとは思っていなかった。うれしかったし、会場の人も驚いていた。それにしても通信機能はすごいものだ。