峠道 国道一号線

2月の東京峠楽会の探索会は都内を出てみようということになっている。googlemapの凸凹ちずから、国道1号線(第二京浜国道)の鶴見と新子安の間には峠越えがありそうだと見当をつけて行ってみた。鶴見川を上がって1号線に出た。天然温泉が数軒ある。鶴見川の地中には、荒川低地と同じような厚い沖積層があって天然ガスや温水が含まれているのだろうと推定する。

温泉センターから正面には高台が続いている。この台地は都区内の武蔵野台地よりも一段高い下末吉台地だ。国道1号は徐々に登っている。聖ヨセフ学園の先に大きな陸橋が見える。国道は大きな切通し(峠)を越えている。陸橋の先は下り道と思っていたら、ほぼ水平な道になっている。

これじゃ「峠」とは言えないと思ったが、横浜方面に向かって右側に大きな谷が続いている。明らかに峠地形だが、国道は次の峠に上り下りをしないように山側を削って作られている。もともとの道路は2か所の峠越えをしていた。

私は最初の「響橋峠」をくだり、途中からまた国道に上がり新子安方面に下った。この付近には新しい道が作られておりトンネルを越えると生麦のICで首都高速とつながっている。高速道路は高架橋の上に作られているが、国道1号からのトンネルをでると下り道で合流する。ということは国道1号が通る下末吉台地はかなり高い。トンネル入り口には海抜30mとあった。下末吉台地は武蔵野台地よりもかなり高いことが分かった。
 カメラが不調だったので、写真はほとんどgoogleのストリートビューから。近々に入れ替えます。