舞囃子:三輪

  我が奥さんの舞囃子の発表会。渋谷のセルリアンタワー能楽堂で行われた第6回の澤風会東京大会で舞うことができた。舞囃子の「三輪」は前にも一度舞ったことがある。おもえば伊勢と三輪の神、一体分身のおん事今さら何を磐座(いわくら)や!
我が家としては、ローカルな三輪の神が、日本の最高神である伊勢の神(天照大神)と同じだというのだから一大事! 

奥様はうまく舞えた時には、神さまが「よろしい!」と言って下さる感じがするという。前に京都で舞った時には見ている私にも突然舞が変わったような気がした。三輪の神さまとなんとなく親しくなったような気がしている。

我が家の奥様は、途中に中断はあるもののもう25年も仕舞を稽古してきた。若いころのことは私はまったく関心がなかったので、どんな舞をしていたかは知らない。ビデオ係を仰せつかった還暦のころからカメラを通して見るようになった。完全にひいき目で見ているのだが、ここ10年ほどの間に進歩を続けている。今回も前に三輪を舞った時よりも神さまに近づいたかと思うような感じだった。一緒に見てくれたSEKINEご夫妻、Ogata奥様は、20分間の長い舞をよく覚え、間違いなく舞えたね!大したものだ!とほめてくれた。

まもなく後期高齢者、もう進歩はないかもしれないがあと5年ぐらいはがんばれるのではないかと思っている。しかしビデオ係の方はかなりぼけているので、2~3年が限度かもしれない。まあともかくもう少し頑張れるかな!