インダスのほとりにあるドムカル下村は人口は150人ぐらい。上、中、下村全部で500人弱だという。下村の平地はごくせまい。そこへ流れ下るドムカル側は狭い渓谷なので、残りの人はどこに住んでいるのか不思議だった。しかしせまい谷を登っていく(もちろん車で)と茶色の世界に突然ポプラの森が出てくる。谷が大きく曲がっている場所に小さな段丘がありその上に本流からのかんがい用水を引いて耕作地ができている。アンズの実が沢山なっているのを勝手に取って食べる。村長さんの家に招待され、バター茶をいただく。3軒回ったら、おなかがチャポチャポになったので、あとは招待を断った。村は大麦の収穫で忙しい。アプリコットと大麦、小麦ぐらいしかない。野菜はジャガイモの他はほとんどないが、仲間の一人がどこからかカブとブロッコリーを手に入れてきた。浅漬けのもとに入れて、みなさんに振舞われた。久々の新鮮野菜。ちょっと上に散歩に行くと見慣れない家畜がこっちを見ている。「ゾ」というらしい。ヤクと牛のハイブリッド動物だ。ヤクの雄と牛の雌の雑種で、雄を「ゾ」といい雌を「ゾモ」という。ゾモは交配可能だが、ゾは一代限り。このゾモは子ども2頭を連れていた。子ゾか子ゾモかはわからなかった。
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安保法制 NHK 放送せず
最近NHKの放送は、政府寄りになっていると思う。本日安保法制最大の山場の委員会採決の場面を放送しなかった。まあいくらでもいいわけは付くだろうが、放送すれば勝手に採決しちゃったことが分かるから、やらないようにという無言の圧力がかかったことは判る。もうNHKに受信料なんか払ってやるか!という気分だ。
この法案、明らかに憲法違反だとさまざまな学者さんも言っている。「健康のためには命はいらない」というアスリートと同じ、「憲法のために命が危険になってもいい」。 木を見て森を見ないというのと同じだと首相側近が解説していた。なるほどわかりやすい丁寧な説明だ! 戸締りを厳重にしないと泥棒は入ってくるので、二重にも三重にも戸締りが必要なのです、というのは総理自らが言う。そのとおり、説得力はある。でもほとんどの人が、こりゃまずいと意思表示をしているのはなぜ。
やっぱり隠していることがたくさあり、それを説明していないとだれもが思っているからだろう。隠していることの最大の問題は、「泥棒がうちに来そうなので先にやっつけてもいい」と専守防衛からはみ出したことだ。やられそうだから同盟国と一緒に先制攻撃をかけようというもの。中国や北朝鮮の様子を見ていればこれはかなりの説得力がある。丁寧に説明すれば分ってくれる人も多いだろうから、正直にかくさず説明すればいいのに。そうすれば反対賛成ははっきりする。自衛隊を海外派兵しても危険は増大しない。そんな保証は何にもない。当然危険は増す。それでもやらなければ国は守れないんだ。と正直に言えばいいのに。そうすれば国民は納得!とかいやとんでもないとかはっきりするのに。
とテレビを見ながら、対岸の火事を見物している。政治家も我々も年寄りが多いので、若者のことなど考えていない。自分たちの古い知識でやっているだけだ。若者はもっと考えて少しぐらい行動を起こさなければ。私の行動はせいぜい国会の周りをウロウロするだけだが、そんな人が数万人でもいれば、首相も少しぐらいは考えるのではないかなと思うのだが。
東海道新幹線火災 箱根警戒レベル3
1-これまで一度も死亡事故を起こしたことがないと言われていた東海道新幹線。思わぬ形で死亡事故が起こった。新大阪行きの「のぞみ」が小田原の手前を走行中、1号車最前列にいた71歳の男が灯油?を撒いて、自分にもかけて火をつけたという。急停車して乗務員が消火器で火を消したというが、巻き添えで女性が一人なくなり、重軽症者20人もいるとの報道。
なんで?? まったく意味がわからない。71歳の分別もあるだろう男が、なんでそんなことをするのか? 我が同年代、ますますよくわからん。もしかするとテロ? 一号車の一番前で運転席に火をつけて列車ごと自爆しようと考えたのではないかとも思った。・・・でもやっぱり分らん。
2-同じころ、小田原から20キロほどの箱根火山が小噴火したとの報道。これまで水蒸気が増えて噴火が心配される状況だったが、今日の日ろごろにごく小規模だがマグマ水蒸気爆発が起こったとの報道。警戒レベルが3に上がり、大涌谷周辺の1キロの住人には避難指示が出た。
箱根と言っても噴火の危険はごく一部だから、芦ノ湖などは大丈夫。観光に来てくださいとの宣伝がされていたが、もう行く人は少なくなるなぁ。自然現象だから、しょうがない。
なのに商売に影響すると騒ぐのはなぜか。お客さんは安穏を求めてやってくるのだから。商売よりも命を大事にしてほしい。
3-昨日のギリシャショックで、株価が大幅に下がった。今日も下がり続けるかと言われたが、ちょっと持ち直してかろうじて2万円台を維持している。八方ふさがりになりつつある安倍政権は、いまやアベノミックスは株価高だけがたより。もしこれがこけたら安保論議もアウトになりそうだ。いまや必死で株価維持を図っているのだろうな。日本の借金は1,000,000,000,000,000円を越えてている。もう返せる金額ではないそうだ。でもギリシャのようにはならないと財務大臣が言っていた。外国に借金をしているのではなく、日本国民に借金をしているだけだからだそうだ。・・・どういう意味? 日本人の借金は踏み倒せばいいということなの??
ひま人は1日テレビを見て過ごしたが、分らんことが多すぎる。きっと老齢で、理解力が不足しているからだろうと思いながらも、みな本当にわかっているのかな? と思う。
東京は大雨!
毎日ぐだぐだ生活をしている。腰痛でサッカーはできないし、ランニングもできない。お遍路さんを秋まで伸ばしたので、その準備もない。やる仕事がなくなるとパソコンの前に座ることも面倒になるので、ブログ更新もなくなる。
これが定年後のぬれ落ち葉生活なんだな。
私は自主定年で早めにグダグダ生活に入ったが、体は動いたのでサッカーや山登り、山スキー、ぶらリバー散歩などいろいろできた。しかし体が動かなくなってくると、気力もなくなってくる。こりゃいけないな。もうほとんどボケ状態だなあ。
という生活をしていたら、原稿を書く仕事がでてきた。「ボケない、ランニング」というタイトルの原稿にしようかなと思っているが、受け入れてくれるかどうか。でもとりあえず、パソコンに向かう用事ができた。ついでにブログを更新することができた。
梅雨時であちこちゲリラ豪雨。いま我が家の付近は大雨。都心付近はかなりの雨のようだ。永田町の国会付近も豪雨かな。
憲法学者が明確に憲法違反だと言っているのに解釈変更を強行することは、法治国家とは言えない。選挙で憲法の改正することができないので、勝手に解釈を変更しようとしたが、いくらなんでもそれはムリだ。
国会議員は現憲法のもとで仕事をしており、その順守が求められている。園議員たちが勝手に変えれたら、「法治国家」ではなくなる。あれだけイスラム国が「法治国家」ではないと非難したのに、同じことになってしまうではないか。今週あたりから金曜日の国会周辺の散歩を復活させようかな。
本日も視界不良、でも滑った!
天気図を見ると天気は良くなりそうだった。雨や雪は降らないが、気温は高くて霧が低く垂れこめたために視界不良。白馬スキー場の主みたいなUCHIDAさんにくっついてただ滑るだけ。しかし年寄りなので10時まで、コーヒー100円というパノラマロッジでしばしば休む。
周囲は外国人だらけ。オーストラリア人が多いという話だが、聞いてみるとカリフォルニアとかジャーマニーなどの返事。もちろんオーストラリア、ニュージーランドからの人もいる。中国人もいるとの話だったが、かっこよく滑っている人は見かけなかった。彼らのスキーはほとんどが前後が反っているロッカーとかツインチップとかいうタイプ。ビンディングは私が付けているのと同じTLTが多かった。私もけっこう最先端にいるな。
一番驚いたのはスノーボードの上にスケートボードをくっつけた自作の道具。靴とボードはくっつけずに、ただサーフィンのように乗っかっているだけ。落っこちても流れ止めのひもがついているので、手繰り寄せればいい。こんなんで白馬の急斜面を滑り降りている。ちょっと驚きだったが、写真を撮る暇がなかった。外国人のなかにはオリジナルが好きな人が多い。お仕着せでなく自分で面白そうなことを作るのだから。
だから平気でなわばりの外に出て行く。あまりにもたくさん場外に出て行くので、パトロール隊はあきらめたようで、「どうぞ勝手にどこでも滑って! スキー場としては責任持たないよ!」 との方針らしい。だからいたるところに手つかずの新雪バーンでみなさん滑っている。と言っても本日の霧の中では、深雪で転んでスキーが外れたらだら、どこにあるか分からない。我らも探すのに相当時間がかかった。こういうスキー場ではスキーの流れ止めは必要だな。(・・・・上の写真はまだだれも滑っていない新雪バーン。22日の朝快晴になりました。これから滑りに行きます。だれが滑ってもいい場所です。)
午後早くあがって温泉に! 白馬には公衆温泉がたくさんある。本日はオーストラリア人が大勢入っている。妙高から移動してきたとのこと。毎日入っているよ! とのこと。だった。温泉から上がるとテレビで何か緊張した雰囲気のニュースが流れている。イスラム国に人質がとらわれてたそうだ。列車の中で、「安倍首相はなんでこんな時期に紛争の真っただ中に行くのだろう。相手を刺激したらまずいんじゃない!」と井戸端会議をしていたばかり。何とか解決をしてほしいが、難しそうだ
ガソリン価格が下がっている?
ガソリン価格が下がっているそうだ。日本のように円安で輸入物価が上がっている国にとっては大変ありがたいことだ。原発が止まって、石油代がかかると困っている電力会社にとってはありがたいことだろうが、物知りの人は、石油価格が下がると原子力発電所の再稼働が難しくなると解説している。なるほど誰にとってもいいことではないのだ。
我が家では車で出かけることは少なく、ガソリン価格がどれだけ下がったか、よく解っていない。しかし暖房用の石油は3週間に一度ぐらい36リットルを購入している。本日も車いすで石油を買いに行った。前回よりもかなり下がっているかと思っていたら、3312円。前回に比べて1円も下がっていない。輸入価格は半分になっているというのだから、せめて3割ぐらいは下げてくれよ。しかし2%をインフレターゲットにしている政府は、物価が下がるような指導をしていないようだ。
石油価格の下落は世界経済に大いなる影響を持ち、下手をすると国が破産する可能性もあるのだそうだ。そんだけ影響があるのに、我が家の経済に影響がないのはなぜだろう。どこかでほくそ笑んでいる人がいるのだろうが、我々にはわからない。
石油価格暴落!
石油の価格が暴落している。それに連動してロシアの通貨であるルーブルが大暴落した。われら一般人にとっては大変結構なことだ。政府にとっても円安で輸入物価が上がってしまったのに、石油が安く手に入るのは大変結構なことだ。しかし国際的に考えると、裏では大変なことが起こっているらしい。テレビを見ているとプーチン大統領は、アメリカとサウジアラビアが仕掛けたと怒っていた。
我が家の暖房は石油ファンヒーター。エアコンもあるがこれで暖房をするとお金がかかる。考えてみると火力発電所で石油を燃やして電気を作って、エアコンで暖房すると大変効率が悪い。石油を燃やしてじかに温める方がはるかに効率がいいに決まっている。お金の問題もあるが、電気の無駄使いをしないためにも石油暖房を使っている。
石油は自分でガソリンスタンドに買いに行く。前は自転車に乗せて持ってきていたが、だんだん負担になってきた。ちょうど我が家のおばあさんのために車いすを買ったばかりだった。先日車いすで石油を買いにきている爺さんがいた。それをまねてみるとけっこううまくいった。
ところで11月5日に買った石油36リットル3528円 12月18日 3312円 けっこう下がっている。けど原油は50%下がっているのだから、石油会社はかなり儲けているんだな。
昼はサッカー 上野で忘年会 グーグルデビュー
久々に自分のチームのサッカー試合。本日は東北大OBとの試合。年齢も近いせいもあって穏やかに楽しく試合ができた。15分4回で 0:1 で敗戦。我が方は得点王のKOYASUくんが欠席なので、得点パターンができなかった。でも楽しく本年の試合は終了。おっともうひとつ21日にもある。でもそちは若手中心。私は出席しても参加はムリだな。
そのあと夕方からいつもの御徒町のソバ屋でメンバーの忘年会。今回は山梨から中山さんが出席。google デビューをしたという。何のことかわからなかったが、グーグルのストリートビューに写ったということ。ストリートと言っても日本第二の高山北岳の山頂の道路をちゃんと写しており、その画面に中山さんが映っている。でも顔にはぼかしが入っていた。グーグルの写真を写す人は大きな車につける大きなカメラを背負ってこの山を登っている。それを見つけて中山さんはずっとそのあとをつけていたので写ったらしい。以下のリンクをクリックしてみてください。
https://www.google.co.jp/maps/
a=!3m5!1e1!3m3!1sUSGG8HYIgB_
https://www.google.co.jp/maps/
a=!3m5!1e1!3m3!
TAGUCHIさんは今年のサンチャゴでコンポスティーラの巡礼で、ほとんどやりたいことは終わったとのこと。残ったお金をはたいて皆さんにごちそうをしてくれた。さらに記念のバッグを配ってくれた。怪我もあったが今年はいい年だったのだろう。
OGATAだんなも勤めはすっかりやめて大旅行に出た。いい旅立ったようだ。ICHIKOさんも念願だったお母さんの故郷を半世紀ぶりに訪れ、従兄弟に歓待され、長年の念願を果たしたという。みなさんいい年を過ごしたのだ。
我が家も悪いことは何もなかった。でも世の中がだんだん変な方向に動き、憲法も改悪されそうだし、原発も再稼働しそうだし、パキスタンでは子どもたちが140人も殺されたり、オーストラリアでもイスラム国関連テロがおこったり・・・などなど心配なことが多々起こっている。私が腹を立てても怒ってもどうなるものでもないが、イライラしてきて、体調も不良になる。みなさんをみならって穏やかにいい年を重ねたいものだ。
来年はサンチャゴとまでは行かないが、四国お遍路を完成させようかと思っている。少しはTAGUCHIの心境に近付けるかもしれない。
広島 原爆の日 平和祈念式
8月6日
カブトムシも毎日餌をやらなければいけない。水撒きも雨が降らないので休むわけにはいかない。広島の原爆記念日なので黙とうしてから水やりにいく。
安倍総理の挨拶は、子どもたちの立派な言葉の後で、まったく空疎に聞こえる。非核三原則も止め、原発を輸出することを決めた人が、平気な顔で、原爆犠牲者にいい訳しているが、恥ずかしい気持ちはないのだろうか。こんな総理への支持率が60%近くもあるというのは信じられない。
まあ世の中、経済がよくなれば何をやってもいいと思う人も多いのかな、と思う。カブトムシと戯れ、水撒きをするだけのじいさんは憤慨しているのだが、残念ながらなんの影響力もない。朝日新聞には吉永小百合さまが一面に出ていた。あの人が言えば、我が同年代の人の60%の人は賛同するだろう。原爆被害を忘れないよう、がんばって下さい。
今年の4月に原爆ドームに行った時の写真です。後ろの黒いビルが邪魔だな!
卒業式 君が代 教育
3月24日(水)
昨日は新宿山吹高校の卒業式だった。学校とはもう縁がなくなったはずだったが、まだ私が教えたり、遊んだりしていた生徒が何人かいる。彼らがみんな卒業するまでは、卒業式に出席しよう。
先生たちは指定席に座らされており、最後列には「先生一人一人起立しているか、君が代を声を出して歌っているか」を監視する教育委員会の、まさに小役人が2名陣取っている。先生たちには職務命令がでているので、それに逆らったら、命令違反で処分される。本来なら私もそこにいるはずだったのだが、一年前逃げだしてしまった。みんなには申し訳ない。どうにも重たい気持ちになる。
なにがなんでも、命令には従わせるというのがお上の態度だ。しかし学校でそんな方法をとっていいのだろうか。何が何でも命令をして従わせるという教育は、学校ではもっともまずい方法だ。先生に対しても同じことだ。先生たちのやる気はどんどん失われている。「もういいや!命令されたことだけしかやらないから!」 そんな気になるのも仕方がない。このさき日本の教育はどうなるのだろうか?
今日は雨が降っていたが、荒川の土手へヨモギ摘みに行った。スーパーのレジ袋にいっぱいなるほど摘んだ。枯れ草が混じっているのでよく洗って、ゆでて、刻み、すり鉢でよく擦ってペースト状にする。蒸した上新粉の団子とペーストヨモギを混ぜて、餅つきのようについて草餅にした。草のいい香りが、と思ったが匂いはほとんどなかったが、緑の草餅は春の到来を感じさせてくれた。
修理中のパソコンがなおった。さらに新しく買ったDELLの高級機がやってきた。どのパソコンをどこにおいて、どれをメイン機にするか思案中。この日記は新しいDELLのパソコンから発信している。また2,3日パソコンと格闘する日々が続くだろう。
愛国心は人一倍ある!でも君が代はいやだ!
3月9日(火)
昨日はヨレヨレで一日寝たりになっていた。家を出たのはゴミ捨てだけ。いままではマラソンの翌日はムリしてもさっそうと勤めに出かけたのだが(勤め先で休んでいた?)、いまはいくじなし。そんなことではいけないと今日は早起きして84歳の母親が旅行に行くのを、待ち合わせ場所まで送っていった。向こうの方がさっそうと歩いていたが、私も早起きしてシャッキリしたら気分は良くなっていた。筋肉痛は残っているものの、体調は大変よい。ということは怠け心は身体まで怠けさせてしまうのだ。
ところで、そろそろ学校では卒業式のシーズンだ。ここ数年、東京の教育委員会はものすごい圧力で国旗掲揚と君が代斉唱を強要している。昔から卒業式に日の丸は掲げてあるのだが、それに向かって威儀を正して礼をしなければならないことはなかったし、君が代を声を出して歌っているかチェックするなどということはなかった。そばに来て歌っているかどうかをチェックするなんて漫画みたいなことをやるとは思っても見なかったが、それは甘かった。愛国心を植え付けるのは、まず教員に言うことを聞かせなけれなだめだ。君が代斉唱はその踏み絵なのだ。
今年はさらに生徒たちの方を向いて座っている教員は、国旗に対して失礼に当たるので全員まえを向くようにとのお達しがあった。私はこれまで歌を歌うかどうかチェックされるがイヤなので、会場には入らず外回りの警備を担当したりしていたが、それもかなわなくなったそうだ。それなら休暇をとって休んでしまえと思っても、卒業式当日は休暇の許可を出してはいけないというお達しも来ている。休んだら職場放棄で処罰される。君が代を声を出して歌わなかったら処罰される。石原慎太郎知事の意を借りて、教職員を徹底管理しようという小役人の考えそうなことだ。
前の同僚からのメールでは、「こんなバカなことをして、愛国心が養われるのでしょうか?おぞましいことだ。あんたは早く逃げ出してよかったが、辞められない僕らは大変だよ」とあった。私は早く辞めたことは申し訳けないことだと思っているのだが、私にとってみんなの前で声を出して「君が代」を歌うほど屈辱的なことはない。歌うようなふりをしていればいいじゃないかと言う人もおおいし、たぶんほとんどの先生は、この時間をじっと耐えているのだろうが、私ぐらいの年になると我慢ができなくなる。
僕には愛国心、愛郷心、愛校心は人一倍強くあると思っている。しかし軍隊を他国に派遣して、自国を守るという愛国心は持ち合わせていない。自衛隊はあくまでも自衛のための隊であって、外国を犯してはいけないのだ。イラクが戦後ならその復興は民間がやればよい。自衛隊を派遣したり、憲法9条をなくしてしまうことは、国を破滅に導くだけだ。本当に愛国心をもとうとするなら、自国と同じように他国も愛さなければならない。攻められてもいない国に、アメリカの言いなりになって自衛隊を派遣しなければならないのか?そんなことが愛国心につながるのか? 私はそんな愛国心に与したくない!
卒業式の日の丸、君が代はそれだけの問題ではない。先生たちをなんとしてでも自衛隊派兵容認に向かわせる一里塚である。私はいままでノラリクラリすごしてきたが、これからの先生は旗色をはっきりと石原色にしないとやっていけなくなりそうだ。みんなが一色になったら、それは大政翼賛会になる。へなちょこな分けのわからない人もいなければ、社会は成り立たないのだ。みんな一斉に元気よく一方方向にすすむことが一番怖いことなのだ。私はここでしばらく辻信一さんの提唱する「ナマケモノの勧め」をやろうと思っている。
憲法9条 Tシャツ
画像
2月23日(月)
この日記にパワーポイントで作った「ミャンマー編」をリンクさせようとしているのですがなかなかうまくいきません。やっと文字だけが出てくるようになったのですが、画像がリンクしていないのです。ホームページビルダーのプレビューをみると画像もリンクしているのですが、どこで外れてしまうのだろう。こんな事に時間がとられて、一日が過ぎていきます。
今日の写真は私の顔を出そうとしたものではなく、このTシャツです。ウインドファームの中村隆市さんから頂いたので、宣伝です。9番 日本には憲法第9条があって、戦争はしないと世界にも知らせようというものです。戦争をするふつうの国ではなく、戦争は絶対やらないということを宣言することも立派な国際貢献です。イラクの自衛隊の人たちは迷彩色の戦闘服など着ないで、このシャツに着がえて戦争をしに来たんではないとアピールすればいいのに。
オーガニックコットン製なので着心地は大変結構です。
Tシャツの問い合わせは http://www.sloth.gr.jp/site9/chi9/chi9.htm