うれしい便り 高校合格!

3月10日(水)
昔からの地平線会議の仲間であるW辺京子さんからうれしい便りが届いた。先月あったとき、娘が高校受験なのだけど、あんまりできなかったと言っているので・・・・・と心配そうだった。「できた、できた」と言っているやつに限って受からないことがおおい。できなかったと言っている方が、自分成績を客観的に見ているので、受かっていることがおおいよ。と学校の先生のようにアドバイスをしておいた。私は最近会っていないのでよくはわからないが、このかあちゃんととうちゃんの子どもなら間違いないと確信していた。

無事、神奈川県立高校に受かったと聞いてほっとした。・・・・私立の25万円の入学金、公立の5650円、この違いは地平線会議的な生活をしている我が家にとってはありがたいものです。おまけに近所の方に制服をいただきサイズまでピッタリ。オー ビンボーにはビンボーのよき神がいるもので、ありがたや~の世界です。と書いてありました。

いまの世の中は民間へ民間へと向いています。早稲田の付属小学校では350万円の寄付を面接時に要請するとありました。非難されても、合法的だとうそぶいていますが、受験を目の前にした親の弱みにつけ込んで要請するのはあまりにも非教育的じゃないかな。私立へ私立へとみんなの目が向いているのですが、本当にそんなによいのでしょうか? 私が公立高校にいたからひいきするわけではないが(多少はあるけど)、公立もそんなに悪いところではないはずですよ。

W辺家のように、どうしても公立でなければならないと言う人も多い。全部が全部、私立に行きたいわけではないでしょう。公立はどれといって特色がないという特色があります。私立は生き残りをかけて特色を強く打ち出しているが、その色に染まりたくない親も子もいるはずです。特色がなければ自分でそれを作り出すという楽しみがあっていいのではないでしょうか。
最近は公立高校もさまざまな特色をもった学校を作りはじめています。国際高校とか総合高校、進学重点高校、6年生高校、単位制高校、などなど。それらもおもしろいのだが、しばらくすると流行は廃れて、また混乱してきます。そのときに小回りができるのだろうか心配です。

私は、あんまりいろいろ凝らなくてもいいのではないかと思っているが、教育委員会は何か仕事をしていなくてはいけないという強迫観念をもっているらしい。しかしそれはかなりよけいなお世話なのです。いままでやったアイディアで成功したことはほとんどない。学校群をやったらレベルは低下した。大学入試センター試験のおかげで高校3年生の3学期の授業はなくなった。土曜日を休みにしたけど、結局は全員で補修をやっている。
学校というのは社会の縮図だ。学校だけを改革してもうまくいくものではない。画一的に上からのお達しをするよりも、そこの学校で小手先の手直しをするほうがよい。これだけ分化したいまの時代、一斉の改革などうまくいくはずはないのに。

昨日、今日とグダグダと私の思いを書きました。家にいるとこんなことばかり思って、まだウジウジしそうなので、外へ出てみなさんのためになる仕事をしてこようと考えています。
でもよけいなことをしないでくれ! との声も聞こえるのですが。・・・

愛国心は人一倍ある!でも君が代はいやだ!

3月9日(火)
昨日はヨレヨレで一日寝たりになっていた。家を出たのはゴミ捨てだけ。いままではマラソンの翌日はムリしてもさっそうと勤めに出かけたのだが(勤め先で休んでいた?)、いまはいくじなし。そんなことではいけないと今日は早起きして84歳の母親が旅行に行くのを、待ち合わせ場所まで送っていった。向こうの方がさっそうと歩いていたが、私も早起きしてシャッキリしたら気分は良くなっていた。筋肉痛は残っているものの、体調は大変よい。ということは怠け心は身体まで怠けさせてしまうのだ。

ところで、そろそろ学校では卒業式のシーズンだ。ここ数年、東京の教育委員会はものすごい圧力で国旗掲揚と君が代斉唱を強要している。昔から卒業式に日の丸は掲げてあるのだが、それに向かって威儀を正して礼をしなければならないことはなかったし、君が代を声を出して歌っているかチェックするなどということはなかった。そばに来て歌っているかどうかをチェックするなんて漫画みたいなことをやるとは思っても見なかったが、それは甘かった。愛国心を植え付けるのは、まず教員に言うことを聞かせなけれなだめだ。君が代斉唱はその踏み絵なのだ。

今年はさらに生徒たちの方を向いて座っている教員は、国旗に対して失礼に当たるので全員まえを向くようにとのお達しがあった。私はこれまで歌を歌うかどうかチェックされるがイヤなので、会場には入らず外回りの警備を担当したりしていたが、それもかなわなくなったそうだ。それなら休暇をとって休んでしまえと思っても、卒業式当日は休暇の許可を出してはいけないというお達しも来ている。休んだら職場放棄で処罰される。君が代を声を出して歌わなかったら処罰される。石原慎太郎知事の意を借りて、教職員を徹底管理しようという小役人の考えそうなことだ。

前の同僚からのメールでは、「こんなバカなことをして、愛国心が養われるのでしょうか?おぞましいことだ。あんたは早く逃げ出してよかったが、辞められない僕らは大変だよ」とあった。私は早く辞めたことは申し訳けないことだと思っているのだが、私にとってみんなの前で声を出して「君が代」を歌うほど屈辱的なことはない。歌うようなふりをしていればいいじゃないかと言う人もおおいし、たぶんほとんどの先生は、この時間をじっと耐えているのだろうが、私ぐらいの年になると我慢ができなくなる。

僕には愛国心、愛郷心、愛校心は人一倍強くあると思っている。しかし軍隊を他国に派遣して、自国を守るという愛国心は持ち合わせていない。自衛隊はあくまでも自衛のための隊であって、外国を犯してはいけないのだ。イラクが戦後ならその復興は民間がやればよい。自衛隊を派遣したり、憲法9条をなくしてしまうことは、国を破滅に導くだけだ。本当に愛国心をもとうとするなら、自国と同じように他国も愛さなければならない。攻められてもいない国に、アメリカの言いなりになって自衛隊を派遣しなければならないのか?そんなことが愛国心につながるのか? 私はそんな愛国心に与したくない!

卒業式の日の丸、君が代はそれだけの問題ではない。先生たちをなんとしてでも自衛隊派兵容認に向かわせる一里塚である。私はいままでノラリクラリすごしてきたが、これからの先生は旗色をはっきりと石原色にしないとやっていけなくなりそうだ。みんなが一色になったら、それは大政翼賛会になる。へなちょこな分けのわからない人もいなければ、社会は成り立たないのだ。みんな一斉に元気よく一方方向にすすむことが一番怖いことなのだ。私はここでしばらく辻信一さんの提唱する「ナマケモノの勧め」をやろうと思っている。

お台場 24時間 ランウォーク

3月7日(日)
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実はいまは月曜日。日曜日中にお台場のマラソンの話を書いておこうと思ったのだが、くたびれ果てて風呂に入ってすぐに寝てしまった。私はせいぜい40数キロ走っただけだから、そんなに疲れるはずはないのだが、睡眠時間が少なかったのが原因かもしれない。それに土曜日の夜は例年になく寒くて、水たまりには氷が張っていたし、雪もチラチラと舞っていた。身体が冷えて固まると疲れはいっそう激しくなる。もう年なのかなあといいながら、いやまだまだ若い者には負けないとがんばっていると長嶋さんのようになるといけないので、そろそろ自重しなければ。・・・・・・

ウルトラランニングの神様である海宝道義さんが主催する「24時間チャリティラン・ウォーク」に今年もリレーチームで参加した。メンバーは昨年とほぼ同じ「山吹チーム」で、私は監督という名目だった。地平線会議チームもE本さんが監督で、1時間おきに交代し、何時間は寝袋で休むという緻密な計画を立てていた。我がチームは自主性を重んじて、好きなときに好きな時間だけ走るといういい加減な予定だった。しかしこれは失敗で、いつ走るか予定が立たないので、常にスタートゴール地点で待機することになり、身体を休めることができなくなった。この他に山吹の永井先生の家族チーム、田口さんの率いる埼玉のコーペルグループなどが参加した。

走るコースはお台場の船の科学館の外周道路1.5キロで、スタートゴール地点は「不審船」の展示のために場所がなくなってプールのレストランに移動した。1周回ると輪ゴム1本もらって、10本たまると黄色の輪ゴムにかわる。黄色が10本たまると、すなわち150km走ると赤色の輪ゴムになる。レース後半赤色の輪ゴムを持っているチームは「すごい」と尊敬される。

我々はリレー参加だが、本来は24時間個人の部がメインなのだ。この他にも12時間走、6時間走などもあるが、24時間走る人たちで、気合いがちがう。実際に国際大会で上位入賞をしているランナーも参加している。

しかし海宝さん主催の大会のいいところは、すごい人たちもいるが、我々チームのように1年に1回だけ走る人たちや、80歳を越えたおばあちゃんたちがとことこと24時間歩いてもいる。もうなにがなんだかわからないようなごちゃごちゃの大会なのだ。24時間の間、人間の最も根元的な歩く、走るという行為を通して、様々にものを考えることができる。本当は自分でもわからないが、忙しく動いていく世の中で、こんなにも優雅な時間はなかなかとれるものではない。

今年も私の教え子である、なめちゃんやよっちゃんが仲間を引き連れて来た。彼らはこんな経験はまったくないだろう。何かを求めているが、情報はものすごくたくさんあるのに、どれを選択していいのかわからいいまの若者にとって、なにかとてつもなく理不尽な世界に引き込まれた感じだろう。しかし彼らは自分たちでローテーションを作ってそれぞれ勝手に走っていた。そしてなんと200kmを越える距離を走った。最後は膝や腰の痛みでまったく走れなくなったのもいたが、自分たちの足跡をみて驚いたことだろう。個人の世界記録は24時間で240kmほどだろうから、5人とはいえそれに近い距離行ったのだから、自分でも驚きだろう。

走行時間 走行距離
高島 5:01 37.5
三輪 3:33 37.5
中澤 5:20 43.5
大幡 4:45 37.5
池田 3:25 31.5
大金 1:24 13.5
みんな 0:28 3.0
23:56 204.0

ここでの経験を糧にして、彼らはきっと立派に成長していくだろう。と行けばまさにテレビドラマである。これまで私は何人もの生徒をマラソン連れて来ている。そのときには一様に「いい経験をした」と言うのだが、その後生活に大きな変化をもたらしたという例はそれほどあるわけではない。学校の先生は、おもしろそうなものを見せてやることはできても、そのあとは自分次第である。きっとここで「努力したからって格別いいことがあるわけではないな」と感じた子もいるはずだ。
でも懸命に役に立たないことをやっている人もたくさんいるのだと思ったかもしれない。先生を辞めたが、相変わらず先生的立場で若者をみる意識が抜けていないので、少々困る。教育的効果を考えて彼らを連れてきたわけではないのだから。

24時間ランウォークの写真を入れておきます。この写真はほとんどが今回のスタッフの城定さんが撮影したものです。本人の許可を得て、ここに載せさせてもらいました。

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電子機器がぜんぶおかしくなった

3月5日(金)
我が家の電子機器がみんなおかしくなった。パソコンは中原さんのところにお願いした。ビデオは露がつきましたという表示が出たままとれないので田端にあるsharpの工場にもっていき、紙送りができなくなったレーザープリンターは日野にあるEPSONの工場まで直接もっていった。勤めているときだったら、ビッグカメラに頼んだだろうが、いまはヒマなので直接もっていって悪いところを説明して直してもらう。

高速道路を使わないで甲州街道を行ったので日野まではかなり遠い。帰りには国分寺のカフェスローにいってみたら、本日はライブがあるので閉店だった。残念。長野亮之介さんの書いたネームプレートがある。東八道路と国分寺への道路の交差点のそばに京王ストアがある。その隣がカフェスローだ。近くの人はどうぞ一度いってみてください。

ビデオは買ったばかりなので、無料で直りそうだ。EPSONはもう7年近く使っているので、かなりかかりそうだ。このLP8200というのはもともとは10数万円だったが、いつものように中原さん経由で買ったので2,3万円だったと思う。それぐらい直し代がかかりそうだ。でもB4版が印刷できるレーザープリンターは貴重なので仕方がない。

夜は榎町地域センターの交流会に江本さん、関根さんと一緒に行って来た。最近使用後にかならず新宿区民が何人?他区の人が何人?という質問がされる。「これは他区の人が使うのはまずい」という意味なのかどうかを質問したところ、区議会で新宿区民を優遇するようにという意見が出たので、それに従っている。別に登録団体に入っている人を排除しているわけではないので、どうぞ他区の方も使ってくださいという言質をもらった。「地平線会議」、「みわ塾」が 榎町センターから排除されることはないはずだ。

ところで、あすはお台場で24時間マラソン。昨年は山吹チームで200kmほど走った。その後に「退職を祝う会」をやってもらった。今年は山吹チームが2組、地平線が1組、田口一族が1組が参加する。いかなることか、明日は報告できないので、日曜日夜の報告します。

サクラ皇居東御苑

3月4日(木)
これまで使っていた牛丼パソコンが壊れた。おそらくフロッピーの回転軸が壊れたらしくガリガリ言うのをそのままにしていた。それをはずしてついでにWindowsの入れ替えをしようとしてフォーマットをし直したところ、windowsのCDROMがないことに気づいた。しかしもう遅い。どうしようもなくて夜遅く中原さんのところにもっていって直してもらうことにした。すみませんね。

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昼間は東京見物をしていた。皇居東御苑にはいるともう桜が満開だった。桜といってもツバキカン桜と沖縄の赤色が見事な寒緋桜だ。ソメイヨシノはまだつぼみが膨らんでいない。ソメイヨシノの開花はまだ先のことだろう。

地下街の柱の陰に坐す人の白髪伸びて厳冬に入る

3月3日(水)
もう一日休んでしまった。昨日は午前中テニス。退職後のおっさんとその奥様が集まって優雅な「おテニス」をやっている。私は着ているものもテニスらしくないし、ボールをけっ飛ばしたりするので、マナーに問題があると思われているようだ。どうも優雅なスポーツというのは性にあわないのだが、フリーターになるとつき合いは大事だ。

最近、とびきり元気オジサンが入ってきた。なんでもかんでもボールを力一杯ひっぱたくので、周囲にいる人は危険なのだ。力があるのでボールがラケットの芯にあたるとすごいスピードになる。こんなボールは奥様方はとても受けられない。私の役割は前にたって、そのスピードボールを防ぐことになる。なかなか緊張感があってよい。スピードボールを受けて相手のコートに入れるのはストレス解消になってよい気分だ。ラケットに力が入りすぎたせいか、テニス肘、腱鞘炎になってしまった。パソコンのキーボードを打つにも痛みが走る。やはり走っている方が性に合っているのだろう。

知り合いの女性から「歌集」を送っていただいた。何で私のような文学に疎い人間に下さったのかといぶかった。中の歌を読んでみてわかった。

「地下街のはしらのかげに坐すひとの白髪伸びて厳冬に入る」

この歌を詠んだときに、おそらく私のことを思いだしたのだろうと思った。時々柱の陰に座って、・・・・・・でも、最近はそんなことはあまりないのですが。私のイメージはきっとそんなんだろうな!

 

ゴミ箱は空にしない!教訓1

3月1日(月)
毎日日誌を書こうとおもっていても、ちょっと怠けるとすぐに2,3日立ってしまいます。今日はもう3月、昨日の日曜日は1日、今日浦和のコーペルという消費者団体で「水の惑星・地球」というテーマで話をすることになっていたので、そのレジメと映像作りに追われた。

自前の画像の他に何かいいのがないかとインターネットを探したら、なんと首相官邸のホームページに「水の惑星・地球」というのがあった。子どもたちに水の大切さを教えるコーナーである。なかなかよくできてはいるが、はたと思った。

シャワーを浴びるときには時々蛇口を止めよう、お皿を洗うときには貯め洗いをしよう、歯を磨くときには水を出しっぱなしにしない、など正しいことが書いてあるのだが、これって首相官邸のやること?って。 こんな話は家庭で学校でやることだ。テレビでもマスコミでもいい。首相官邸はもっと拉致問題とかイラクへの自衛隊派兵問題とか鳥のインフルエンザとか国家的問題をきちんと国民に知らせることの方が大事だ。当たり障りのない「水を大事に」なんてことをやっている時か! などとブツブツ言っているうちに夕方になってしまった。それでもやっとパワーポイントの画像が完成。ビールを飲みながら、

下書き用の画像を削除した。

昼に家を出ると小雪が降っていた。2月は春のようだったのに3月に入ったとたん冬に逆戻りした。早めについてパソコンのテストをする。

ない!ない! 

昨日作ったパワーポイントの画像がないのだ。1時間半のあいだ画像がなければ聞く人は退屈する。ただ話だけでその時間を持たせるほどの力量はない。「どうしたらいいのだ」と少々あわてる。
そのとき「ハッ」と思いついた。昨日ビールを飲んだときに、いらないない画像と一緒に削除したのではないかと。 パソコンの中のゴミ箱を開けてみた。

あった、あった! 

ゴミ箱を空にしないでよかった。予定の画像が出てきたのは5分前! 雪のなか、汗がでるほどの緊張だった。しかし何事もなかったように予定の時間を終えた。事前に時間をかけて努力したので、皆さんに喜んでもらえた。

●教訓! 気楽にゴミ箱に捨ててはいけない。ゴミ箱は空にしない方がよい