先日「狛犬楽会」の月例会で王子神社周辺に行った。その時に「王子神社にはあまりおもしろい狛犬はないので王子稲荷神社に行きましょう!」と言って、王子神社には寄らないで済ましてしまった。しかしかなり気にかかっていたので、本日反省のためにもう一度行ってみた。
王子神社そのものにも立派な昭和の狛犬がいるが、さらにとんでもなく面白い狛犬がいることを発見しました。先日は飛鳥山公園のアスカルゴに乗りましたが、あの乗り場の下の崖面の葉っぱの下に狛犬が何頭もいるのです。あの時には全く気がつきませんでした。本日音無橋の上から2頭だけ見えましたが、遠いのでいい写真はとれなかった。2頭とも同じような形、大谷石で作られた狛犬です。おそらく飛鳥山を取り巻くように作られた石積みの一部だろうと思う。
まさかこんなところに狛犬がいるとは誰も気がつかないでしょう。望遠レンズでアスカルゴの写真を撮ろうとして発見しました。「おもしろくない!」などと先入観をもって言ってしまい、申し訳ありません。下見をしたつもりだったが、見落としてしまい狛犬愛好家としては恥ずかしい限りです。
さらに王子神社の鳥居の先に金輪寺阿弥陀堂があります。その方向から傾いた太陽光線が王子神社の拝殿にあたっており、ライトアップされたような感じでした。なかなかすばらしい。その阿弥陀堂には狛犬ならぬ獅子がいました。文殊菩薩がのっています。となりには象にのった普賢菩薩がありました。仏教ではこのような仏像がありますが、空想の動物、獅子です。これが日本に入ってからは狛犬になったのです。なかなかおもしろい!
そこから石神井川をさかのぼり紅葉橋へ、まだ紅葉には少し早いのですがいくつかの桜の葉が紅葉していました。そのうちまた来てみよう!