小田急線の多摩川近くに狛江という駅がある。慈恵第三病院にしばらくお世話になっていた身には、なじみの駅である。狛江の「狛」は狛犬となにか関連があるのか、狛犬愛好家としては気になっていた。
先日会った狛江の岩戸在住の友人に聞くと「なんか小さな鳥居のある神社に狛犬があったなあ!」という。 早速行ってみることにした。
地図を見ると北見駅からの方が近そうだった。二の橋通りをしばらく行くと森が見える。都会では森があるのは神社か寺である。しかしに二の橋通りはだんだん離れていく。狛江市は昔は畑の広がる地域で今の道路はあぜ道を広げたものだからまっすぐ続いているわけではない。やっとたどり着いた場所には弁天池があった。
彼の言う小さな鳥居はなかったが、 拝殿前になかなかいい狛犬がいた。向かって右側は阿形で子供が足元でじゃれている。通常は珠を抱えているなどするがここでは両方の狛犬が子供を持っている。
狛犬は一対だけと思っていたら、なんと見上げたところにもいた。これは木鼻に作られた狛犬なので通称は木鼻狛犬。たいていは長い鼻のゾウやバクが彫刻されていることが多い。
地図を見ると世田谷区と狛江市の境目に神社がある。そちらに歩いて行く。裏手から入ったのでまず拝殿に、その後狛犬をみて参道を戻って小さいけど区最古の鳥居を見てから外に出た。