隠岐島 焼火山

峠楽会の仲間であるHARAさんが、「おみやげ」といって写真の粟おこしをくれた。この文字は、私が一押しした隠岐の島の「焼火山」の山頂の神社にあったものだ。「あそこまで行ったの?」「行きましたよ!」と誇らしげに答えてくれた。私はあそこまではたぶん行けないだろうと思っていたのだが・・・この山は隠岐の島の島前にある古い火山の中央火口丘である。地図で見ると丸い島の中央部が一時期陥没してカルデラができ、その中央部に火山が噴出し火口丘を作ったことが見てとれる。

その山頂に神社がある。半分岩の中にめり込んだような形だが、これは火山活動がおわってからはるかに時間がたってから作られたものだから、押しつぶされる心配はない。しかし焼火と書くと、さも火山活動の火があるように見えるが、実はこれは「のろし台」の火だったのではないかと推察される。

まあともかく私が面白がったところに行って同じように面白がってくれたことは、私としては大変うれしい。これからもおもしろそうなところを紹介しますから、遊び歩いてください。以下は焼火神社の社殿、入り口の狛犬。

若狭の一宮、若狭比米神社

若狭に来ています。敦賀で新しくなった気比神宮の大鳥居を見て、小浜線で東小浜まできて、そこから貸自転車で若狭神社をまわってきました。若狭神社は上社が若狭彦神社、下社が若狭姫神社になっています。長いこと神仏混淆であったので若狭神宮寺もひとまとめだったようです。  若狭神社は、東大寺二月堂にお水を送る「水送り」行事が行われることで有名です。毎年3月2日に鵜の瀬という川の淵で、奈良東大寺にお水が送られます。100㎞以上もある奈良まで地下水が流れていくとは考えられないのですが、行事として長い年月続けられています。3月12日には二月堂の「若狭井」でその水が汲みあげられます。  東大寺で修二会という行事がはじめられたときに、全国の神さまが集まめられました。その時に若狭の神さまだけが遅刻したのです。ちょうど魚釣りが忙しくて!10日間遅れた神さまはお詫びの印に毎年若狭から閼伽の水を送ることを約束したことで、お水送りが行われています。

超眺望!ランチ!お富士さん!狛犬!王将!

すごい眺望のレストランでランチ。昔の日本青年館が新しくなりました。神宮球場の真ん前。試合がタダで見れるなあ。まだあまり知られていないようで昼時なのに空いている。訪れるなら今のうちだ。


そのあと鳩森神社。こちらにはお富士さんがある。誰でも登れる。近年は外国人が多い。

神社に来れば狛犬。

こんなお堂もあった。将棋のお堂? ちょうどこの日、高校生の藤井君が最年少の7段になった。

四国88ヵ所歩き旅:77番道隆寺

今年3月に、5泊6日で76番の金倉寺までまわった。後半の2日は雨の中、弥谷寺の555段の石段登りはかなりハードだった。帰ってきてしばらくは体調が戻らなかった。ほぼ1週間、休みなしに歩くのはきつい年齢になったことを悟った。次回は交通費はかかるが2泊3日ぐらいにしたいと考えた。

今年中に何とか88番まで回りたいと考えていたが、残り1回で12札所をまわるのはムリになった。そこで暑くならないうちに6札所をまわり、残り6札所を秋に回り完成させることにした。全部札所をまわれば結願ということになるが、我が家は仏さまになんの願いもしていないので「結願」とは言えない。そこで歩き旅の完成ということにした。
東京駅を7時10分の「のぞみ」で出発したら多度津に11時40分には到着する。4時間半で四国の年に着くのだからすごいものだ。ヒコーキでもこれぐらいはかかる。5月の最初は暑い日が続いたが、本日は日差しはあるもののかなり涼しい。暑さにはたいへん弱い我が家の奥さんでも十分に歩くことは可能だった。多度津駅から30分、距離は1.5キロほどだが駅前にあった太胡石を見ていたら遅くなった。この石は先日訪れた上海で見た石だった。説明文を読むと友好都市になったので上海のなんとかいう町から送られたとのことだった。

第77番 道隆寺
多度津駅から行ったので、寺の裏手にでた。76番から歩いてくる場所が正面なのでぐるっと回って大門前に出た。道隆というのは領主さまの和気道隆から名をとった。彼は怪しい光を放つ桑の木に向かって矢を射た。その矢は乳母に当たってしまった。それを悔いた道隆は桑の木で薬師如来を彫った。息子は唐から戻った空海に頼み、さらに大きな薬師如来を彫って、その体内に道隆の薬師如来を本尊とした。本尊は「眼直し薬師」として今も信仰は厚い。眼がよくなってご典医になった京極左馬造の御廟がある。

丸亀へ
寺の裏から国道に出る。先を歩く本格遍路さんについていくが、すぐに見えなくなる。途中民家の壁にこんな看板があった。セクハラ・パワハラの財務省幹部に読ませたい。お遍路をしていると人間ができてくるそうだが、私はどんどん不満や怒りが増して来る。お遍路をしてもあまり得るものはないかな。
本日は丸亀のホテルに泊まることにしてあるので、荷物を預けて先に進む。貴重品とカメラだけになったら、足はすいすい進み、気分はよくなって、財務省大臣への怒りも和らいだ。

宇多津には宇夫階(うぶしな)神社があった。
宇多津を通り越し県道の下をくぐってすぐにわき道に入る。気を付けていないと見過ごす。少し登って下るとなにやら不思議な神社前に出る。宇夫階(うぶしな)神社と名前が付けられているが石段を登るといくつもの鳥居があり、かなりの神社が集合している。末社や摂社ではなく並立しているようだ。伊勢の社をもらってきた社殿もあるし金毘羅さんもある。
本殿の裏に回ってみると巨大な花崗岩がある。注連縄がはられているので磐座(いわくら)だと分かる。これぐらい大きいと何となく神秘性が感じられる。ここに神さまが降臨されるのだろう。私は無神論者ではない。人知を超えた偉大な存在があると考える方が合理的で自然だと考えているからだ。

美濃一宮 南宮大社

  新幹線で名古屋を出て関ヶ原に近づくときに赤く大きな鳥居がチラッと見える。ずっと気になっていたが、本日三重軽便鉄道の調査の前によってみた。軽便鉄道の四日市駅集合12時半なので、朝早く名古屋まで来て東海道線垂井駅に行った。垂井駅は東海道線の電車が通るが東海道本線ではない。詳しく説明をすると大変なので、ちょっと変わった駅だとだけ言っておこう。 駅から10分で大鳥居、新幹線線路と大鳥居をくぐって、なかなかい門前町を抜けると朱塗りの社殿が見えた。ここの神さまは金山毘古神 (カナヤマヒコ神)、金属全般の神様です。 金属からお金を連想し、金運アップ、財運アップにご利益があると勘違いしている人がいるようですが、あくまでも金属に関係がある鍛冶屋さんなどの神様です。鎌やのこぎりなど鉄の道具類が多く奉納されている。

浅草神社

浅草といえば、いまや東京最大の観光地になっている。その中心は浅草寺の雷門。今月ひらかれる東京マラソンでも一番の目玉で蔵前の方から走ってくると目の前に雷門が迫ってくる。その門前をぐるりと回って戻ってくる。コースが変わったので今はそのあとどう走るのかわからないが、雷門へ向けて走るというのは一番の感動だった。
本日は連休の中日、大変な混雑をしているあだろう。蔵前駅から雷門に向かった。「アレレ、雷門がない!」と思ったが、巨大な装甲車が門前に泊まり君が代を流しているのだ。大勢の観光客は驚いていたが、車をよけて仲見世の方へ歩いていく。こりゃまずいよ!
私の本日の目的は浅草神社(三社様)なので人通りの少ない裏側から神社にお参りした。おおきな狛犬は税務署の回し者になっている。国税庁は人に「正しく納税しましょう!」など言えない。長官が正しい発言をしないからだ。国会では大臣が「現場では何も問題は起きていない」と言うが、みな腹を立てていることは確かだ。神聖なる神社を巻き込むなよ!

平出雷電神社(うつのみや)

宇都宮の平出街道と国道4号線バイパスの交差点からちょっとのぼったところにこの神社がある。関東平野の山側は雷の名所? 雷電神社があるのもわかる。 有名な登山家の平出さんと関係あるのかな?
さっそく狛犬。3対の狛犬があった。それぞれ特徴があってよかった。

狛犬探しのお散歩

  ここのところ狛犬探しにはまっている。これまでも各地の神社で狛犬の写真を撮りためていたが、それをFBにアップしたら結構な反響があった。そこで改めて狛犬巡りをしてみようと歩いてみた。
先日板橋の東新町の氷川神社に、北村西望の作った立派な狛犬があると知らせたら、御岳神社にもあるし宇都宮の安住神社にもあると聞いた。御岳神社のは知っていたが、いまはまだ雪にうずもれているので、宇都宮まで行ってきた。
宇都宮まで東京から往復すると201㎞ になる。ジパングクラブの3割引切符の対象なので、私の小遣いでも大丈夫。池袋から湘南新宿ラインがあるので乗り換えなし。1時間半ぐらいで到着。地図で見ると駅から17キロほどある。昔なら走ったが、いまはむり。「宇都宮は自転車の町」という広告があった。宇都宮は餃子だけではないのだ。早速借りる。一日100円は安いと喜んだが、走り出して後悔した。電動は300円だったが、「そんな軟弱な!」と思って100円の方にしたのだが、宇都宮郊外は結構山坂がある。それも長い。途中で電動にすればよかったと思いながら押して上った。
国道四号線と平出街道の交差点のそばに平出雷電神社があった。なかなかいい。(→7日のブログに入れます)
鬼怒川を渡ってさらに新興の工業団地を通り過ぎて高根沢町に下り下りると赤い大きな鳥居が見えた。帰りが思いやられるが一気に下り安住神社に。遠くに筑波山が見える。
安住神社は「住」で象徴されるように住吉神社の系列のようだ。しかしそれよりもヘリコプターの神社とかバイク神社公認第一号とか、話題先行している感じ。さらに目玉として北村西望の巨大な狛犬が置かれている。板橋のはブロンズ像だったが、こちらは金ぴかになっている。北村西望は武骨な像が特徴だと思っていたが、こんな金ぴかになるとは思ってもいなかっただろう。
持っていかれると大変なので、防弾ガラスの神門の中に納まっていた。このガラスのせいでいい写真が撮れなかった。まあでも話題の狛犬を見たからいいか!