尾張一宮 大神神社

a01cimg0353 尾張一宮は2社ある。真清田神社が大きく立派だが、こちらの大神(みわ)神社は名前の割には小さく、宮司さんも常駐していない。しかし近くの大神社の宮司さんが管理をしているらしく境内はきれいに掃除もされている。ご朱印を得たい人は連絡が必要だそうだ。しかし連絡先は神社に来なければならないので、朱印を頂くのは大変そうだ。a05cimg0352 大神神社は大和の一宮の系統で大物主を祀っている。真清田神社は天孫系統だがこちらは国津神の出雲系統だ。この地ではそれぞれの系統が並立していたが、近くに熱田神宮もあり、伊勢神宮も遠くはないので天孫系の勢力が支配的になったのだろう。三輪神社ヒイキとしてはちょっと寂しい。a04cimg0361

尾張一宮駅からは2キロほどあり、30分ほどかかる。隣に昔の神宮寺だった薬師寺がある。そちらのほうが立派だが、この神社も素朴で清々しい。名古屋でのんびりしたので訪れたのは4時頃。東京と違ってまだ明るい。4時半に尾張一宮駅に戻り、名古屋から新幹線で東京に戻る。7時半には家に戻った。a02cimg0358

尾張一宮 真清田神社

a07cimg0301 日本には一宮という地名がたくさんある。昨日歩いたところにも遠江一宮(天竜浜名湖鉄道)JR飯田線にも三河一宮駅があった。本日の尾張一宮は、その中でも市制をしいている唯一の場所である。名古屋から10分ぐらい。駅から歩いて10分ほどのところにこの神社があった。a03cimg0317a02cimg0323 真清田神社の祭神は「天火明命」(あめのほかり)である。この神の別名は「ニギハヤヒ」命で、天孫「ニニギ」命の兄とされている。天孫とは天照大神の孫という意味で、現在の皇室の祖先とされている。古事記によればニギハヤヒ命は浪速で神武天皇と戦い敗退させるが、紀伊半島を回って熊野から大和に入ってきた時に、神武天皇に帰順する書かれている。どう考えても時代が合わないのだが、神様だから時空を行き来する。a04cimg0311

ニギハヤヒ神は先日訪れた生駒山の大阪側の麓にある「石切劔箭(いしきりつるぎや)神社」(通称石切さん)に祀られている。また丹後の一宮の籠神社(元伊勢)にも主祭神として祀られている。もともと大和葛城の高尾張にいた尾張氏がこの地に移り、真清田神社にニギハヤヒを祀った。尾張氏の祖先も籠神社の海部氏も浪速の住吉さんもみな海人系統である。いまは内陸にあるが、真清田神社は天孫系、海人系の神社なのだ。

ニギハヤヒという神はいちおう天孫だが、関東の人間にはあまり馴染みがない。もう少し真清田神社の祭神さんを研究する必要があるなあと感じた。