隠岐国府総社断崖国分寺

島根半島の北方約50 kmに位置する島々で、隠岐群島とも呼ばれる。大きな島は本土に近い島前と空港のある島後のふたつである。島後は単独の円錐形の島だが、島前は沈水した火山でカルデラ部分に海水が侵入している。地形的には対照的な二つの島だ。国府、国分寺は島後にあるが、後醍醐天皇が流刑になった黒木御所は島前にある。

国府 総社
隠岐の国を作ったのは水若酢と玉若酢の二柱の神さまである。玉若酢命を祭る玉若酢神社の地に国府があり、総社の役割をしていたという。国府の遺構はわからない。

国分寺 
現在の国分寺が古代の国分寺を受け継いでいる。国分寺に後醍醐天皇の行在所が作られた。しかしその後行在所は島前の黒木御所に移った。古代国分寺の建物の礎石が境内に残されている。

国分尼寺
国分寺の隣に隠岐の常設の闘牛場がある。ちょっと驚き。国分寺から500m離れたところに国分尼寺跡がある。

隠岐一宮 水若酢神社
島後の内陸部にある。祭神は水若酢命、本殿は隠岐造りで立派。

隠岐一宮 由良姫神社
島前にも一宮がある。イカ寄せの行事があるそうだ。

島前 中央火口丘 焼火神社
島前の島々は中央の焼火山を囲むように取り巻いている。登ってみたらすばらしい神社があった。

隠岐諸島は火山の島、断崖絶壁 おまけ