茨城3 坂東市の香取神社 獅子山だらけ!

香取「神宮」は利根川の千葉県側にある。なぜだかわからないが香取「神社」は利根川の茨城県側の坂東市に数多くある。友人の中村君に車を出してもらい5か所の香取神宮を巡ってきた。まず塚崎香取神社、ここには獅子山があり千尋の谷に突き落とした子獅子を上から見守る親獅子が対になっている。
獅子山は先日みた古河市の雀神社と同じだ。さらに境町の香取神社にも同じ獅子山があった(上の写真)。茨城県の利根川沿いには獅子山が多いのか?あるいはただの偶然なのかよくわからない。
ところで獅子山の上にいるのは獅子である。近年は「狛犬」と呼ぶが、もともとは「獅子狛犬」と区別され、口を開けているのが獅子と呼ばれていた。しかし近年は口を開けているのも閉じているのもみな「狛犬」と呼ぶようになっている。
最初は唐から来た「獅子」高麗からきた「狛犬」で対にして「獅子狛犬」と呼ばれていた。しかし気の短い江戸庶民が「ししこま」ではなくただの狛犬と省略した。獅子は唐獅子とか獅子舞に集約され神社の門番は狛犬と呼ぶようになった。しかし私はせめて獅子山の上にいるのは獅子と呼びたい!
5か所の香取神社の2社は獅子山があり、2社には獅子的な狛犬がいた。残り1社は新しいもので狛犬も獅子もいなかったが坂東市の狛犬巡りは期待以上だった。しかしいくつか宿題が残った。また行って地元に長く住む吉田さんに話を聞かなければならないなぁ!