池上本門寺

そろそろ梅が咲くかと思って、大田区の梅園に行ってみた。ほんの少ししか咲いていない。見ごろは2月に入ってからだろう。
知らなかったが、この梅園は池上本門寺の丘の下にあった。本門寺の名前だけは聞いていたが実は行ったことがなかった。裏手の大坊坂を登っていくと途中に立派な多宝塔があった。さらに登ると本堂裏手の道路に出た。この先は紅葉坂と書いてある。大坊坂を登って紅葉坂を下る、まさに峠だ。本門寺坂というのはちょっとお畏れ多いので、「大坊坂」がいいかなと思った。あとで峠楽会の方々と相談してみよう。

本門寺は実に立派なお寺だった。五重塔も立派だ。そのわきにある展望台からは大田区の多摩川低地の眺めがすばらしい。その先に見える高層ビル群は武蔵小杉駅付近だ。羽田から飛び立つヒコーキも見える。展望台を下りて本門寺の正面に向かう。

呑川にかかる霊山橋から見上げた丘の上にあがる石段が立派だった。本門寺の実力をちょっと見くびっていた。もっと早く来るべき寺院だった。再び石段をのぼって本殿に向かった。誰もいなかったのでお賽銭を入れた。大勢の人がいるときにお賽銭を入れるのはなにか気恥ずかしい。人知れずそっと入れた方が神さま仏さまには通じるような気がして。

蔵王温泉スキー場

昨日までスキージャンプが行われていましたが、本日は片づけが大わらわ。次の開催地に装備品を送るので大型トラックが何台も行き来していました。 昨日は大勢のスキーヤーもいましたが本日はまったく人はいなくなりました。ジャンプ台の前の竜山ゲレンデは私たちの貸し切り。あまり人がいないと心配になります。

頂上へ行くロープウェーはかなり混んでいました。スキーやボードはもっていない家族連れが多いのですが、皆さん黒いマスクをしているので中国人だと分かります。頂上付近は、まだ蔵王特有のモンスターはできていないのですが、それでも珍しいらしく樹氷原に入って写真を撮りまくっていました。子どもたちにはいい記念になるよね。

東京は大雪らしいのですが、こちらもだんだん天気が悪くなってきました。早めに帰って宿で温泉三昧です。明日の東京付近の交通状況が心配です。
写真の覆面人物が私です。ここ10年間、カッコ悪いけどヘルメット覆面姿です。スキーは幅12センチで前後が跳ね上がっているロッカースキーです。ビンディングは歩き用にTLTを使っています。でもここでは普通のスキーですから、TLTの意味はなし。でも大変軽いのは年寄にはいい。

蔵王権現

蔵王温泉に来ています。昨日までは高梨さらちゃんたちがジャンプを競っていましたが、それが終わったので少し静かになっています。いまは雪がしんしんと降っています。我らは早々と温泉です。
太郎眠らせ、太郎の屋根に 雪降り積む
次郎眠らせ、次郎の屋根に 雪降り積む
同行の江戸さんが教えてくれました。これが日本人の心だよ!

東京タワーへ上った!

峠楽会の例会。足立支部長からの提案で、新年だから高いところへ登って、大所高所からものを考えようということになった。それには東京タワーがいい。スカイツリーは高いが値段も高い。こちらも3月から2900円になるそうだが、まだ今は900円。

しかし峠楽会なので、国道一号線にある飯倉峠にもう一度行き、その峠から東京タワーへ歩くことにした。集合場所は神谷町。今回は暮れにお餅をいただいたSさんも参加してくれた。

あまりいい天気ではなく、富士山方面は見えなかった。しかし眼下の増上寺などはよく見える。やはり高いところに登ると、気分は壮大になる。あとで六本木のNさん宅に伺うことにしていたので、道筋を確かめようとしたが、平地から見るのとは違い、なかなか見つからなかった。

峠道 国道一号線

2月の東京峠楽会の探索会は都内を出てみようということになっている。googlemapの凸凹ちずから、国道1号線(第二京浜国道)の鶴見と新子安の間には峠越えがありそうだと見当をつけて行ってみた。鶴見川を上がって1号線に出た。天然温泉が数軒ある。鶴見川の地中には、荒川低地と同じような厚い沖積層があって天然ガスや温水が含まれているのだろうと推定する。

温泉センターから正面には高台が続いている。この台地は都区内の武蔵野台地よりも一段高い下末吉台地だ。国道1号は徐々に登っている。聖ヨセフ学園の先に大きな陸橋が見える。国道は大きな切通し(峠)を越えている。陸橋の先は下り道と思っていたら、ほぼ水平な道になっている。

これじゃ「峠」とは言えないと思ったが、横浜方面に向かって右側に大きな谷が続いている。明らかに峠地形だが、国道は次の峠に上り下りをしないように山側を削って作られている。もともとの道路は2か所の峠越えをしていた。

私は最初の「響橋峠」をくだり、途中からまた国道に上がり新子安方面に下った。この付近には新しい道が作られておりトンネルを越えると生麦のICで首都高速とつながっている。高速道路は高架橋の上に作られているが、国道1号からのトンネルをでると下り道で合流する。ということは国道1号が通る下末吉台地はかなり高い。トンネル入り口には海抜30mとあった。下末吉台地は武蔵野台地よりもかなり高いことが分かった。
 カメラが不調だったので、写真はほとんどgoogleのストリートビューから。近々に入れ替えます。

南極越冬隊と通信

大学女性協会という社団法人がある。毎年女性の研究者(博士課程)に奨学金を出している。向後さんが奨学委員長をされている。今年の奨学金の授与式が、新宿の京王プラザホテルで行われた。10人の受賞者の方々が、自分の研究についての話をしてくれた。ある女性は「一次元量子Bi ナノワイヤー熱変換素子の巨大ゼーベック効果実現とその解明」の研究をしている、とのこと。なんのことかよくわからないが、若い女性たちがんばっているなあ、未来は明るいと感じた。

昨年の奨学生の一人が、南極観測隊員に選ばれて現在越冬している。授与式のイベントとして南極と中継しよう、と向後さんたちが計画した。しかし技術的にはちょっと難しいのでその道に詳しい丸山さんが担当することになった。私は丸山さんの配下で会場を移すカメラ係。何回もリハーサルをして13時20分から中継開始。

さすがに立派な女性で、はきはきと状況を中継してくれた。それも感動したが、すぐ横に土屋君が並んでいたことに驚き。彼は清瀬高校の教え子。サハラの会を継続してくれていた。彼が越冬隊員であることを知っていたのでfacebookで「手伝ってあげて!」と連絡はしていたが、画面に出てくるとは思っていなかった。うれしかったし、会場の人も驚いていた。それにしても通信機能はすごいものだ。

日光二荒山神社・宇都宮二荒山神社

先日、一宮めぐりで下野一之宮を訪れた。下野国には一宮が2社ある。
日光はふたらさん神社、宇都宮はふたあらやま神社だ。

全国一宮は旧国に一つずつあるが、二か所以上ある国もある。昨年訪れた越中国、ここには4ヵ所の一宮がある。一番大変なのは立山の山頂にある雄山神社だ。高度3000mもある。山岳部にいたころはその前を素通りしていたが、4年前に奥さんと一緒に登って、しっかりとお参りした。今こうはもうとても行くことはできない。思い立った時に登っておいてよかった。

もう残っているのはほとんどないが、写真を撮っていないところもあるので、今年は再訪して写真入りのレポートを作ろうと思っている。
すでに30社ほどは作ったので、私のホームページにアップしてあります。お暇なときに、ご覧ください。

日光二荒山神社    ⇦ クリックしてください
宇都宮二荒山神社   ⇦ クリックしてください

古峰神社

我が家の近くの氷川神社の境内には富士講や榛名講、羽黒山などの石碑がある。その中に古峰山の石碑もある。他の神社にも古峰さんの石碑があった。古峰講は関東・東北地方には広く分布していたようだ。一度は行ってみたいと思っていた。

青春切符が残っていたので日光へ行く予定にしていたのだが、途中の鹿沼駅からバスが出ていることを知ったので、日光へ行く前に寄ってみることにした。駅からはリーバスが出ているが一日に4本しかない。9時発のバスに乗るために我が家を6時に出た。バスに乗ったのは3人だけ。運転手さんに聞くと、大勢の人が来るがバスに乗る人はいないとのことだった。

あまり期待していなかったが、少々驚いた。鳥居が並び、すばらしい狛犬が迎えてくれた。拝殿は何かよくわからない感じだったが、実は大きな建物の中に入って拝むようになっていた。たぶん寒いところなので外では信者さんに悪いと思ったのか。超巨大なカヤぶきの大きな建物の中には各講ちゅうの人たちのために休憩所がいくつお造られている。さらに奥には100畳以上の食堂がある。

知らなかったので食事はしなかったが講の人でなくても食事はできるようだ。失敗した。ともかく立派な神社で、訪れる人も多いことに感激した。後で聞いたら、会津の伊南村のSAKAIさん一家も私たちの前日に訪れたとのこと。知る人ぞ知るのいい神社だった。日光もいいけど、こちらも捨てたものではない。

駿河国一宮:富士山本宮浅間大社

駿河国一宮:富士山本宮浅間大社の記録ページを造りました。ほとんどの一宮は巡っているのですが、なかなか紀行のページが完成しません。今年中には何とか完成させますが、まだあと80ヵ所ぐらいありそうです。まあぼとぼちやります。明日は日光二荒山神社と宇都宮の二荒山神社に行ってくるつもりです。日光は寒そうです。

富士山浅間大社のページ

 

大谷投手:アナハイム

エンゼルスに入団した大谷の人気はすごいらしい。彼はもうこの球団の目玉選手だ。私はアナハイムエンゼルスという球団だとばかり思っていたら、ロスアンゼルスエンゼルスだそうだ。アナハイムはロスアンゼルス郊外のディズニーランドがある地域だが、球団は2016年にローカルな名前から世界的な名前に変えた。

その最初の目玉選手が大谷翔平選手ということで期待も高いらしい。でも期待通りになろうと頑張ると、松坂、ダルビッシュ、田中マー君もみたいに大けがをする。身体第一にして「適度」に頑張ってほしい。ちなみに球場の名前にはアナハイムは残っている。17番は大谷選手の背番号!

富士山に拝礼!

神社は大好きだが、どうも最近堅苦しくて苦手になってきた。いつもは人が少ない時にコソコソとお参りしているが、お正月はそうもいかない。今年は壮大な気分になれるように、壮大なお山にお参りしてきた。   さすがに富士山は雄大で神々しい感じがする。青春18切符を手に富士駅から身延線に乗った。車窓から右左に富士が見える。地元高校生に聞くと今年は雪が少ないとのこと。確かに静岡県側は日当たりがいいのか、黒々とした感じだ。富士宮駅は「富士山本宮浅間大社」の門前町(鳥居前町かな?)で、お正月には賑わっている。車は渋滞でちっとも進まない。
赤い大きな一の鳥居の前に近代的な建物ができていた。世界遺産になった記念に作られたセンターだそうだ。なかなかおもしろい建物なので入ってみた。70歳以上は無料。免許証を持って行かなかったので東京都のシルバーパスを見せたらOK。最上階は富士山のパノラマが見える。自撮りをしている人も多いし、富士山に手を合わせている人もかなりいる。(富士山のように見えるかな?逆さまにしてあります)   日本人は無宗教という人も多いが、大きな山や森、海や湖など自然物に対して自然に頭を下げる心を持っている人も多い。私はこれも立派な宗教心だと思っている。有識者は「教義・経典」のないのはアニミズム、原始宗教で宗教には入れていないようだ。しかし古代日本人は自然崇拝、八百万の神を崇拝してきた。
人類・神さま・動物・植物・無機物 なんでもみな兄弟姉妹! これなら宗教争いも起こらないのではないだろうか。あっちにもこっちにも神さまはいる。みんなちがっていいんだよ!と大らかにすればいいのに。イスラム教の神もキリスト教の神も元は一つ。みんな同じとすればいいのに、教義・経典でガチンコに縛るから、争いが起こる。日本人は昔からそれを知っていたから、緩やかな宗教心を育ててきたのだろう。あまり形式を厳格化すると、こぼれる人がでてくる。   新しい世界遺産センターも立派な神殿になっていると私は感じた。今回はこの新しい拝殿から富士山に向かってしっかりと拝礼をした。その後浅間大社に向かった。参道には屋台が並び歩くのも大変だった。拝殿前はものすごい行列。さっき世界遺産センターで富士山に拝礼をしたので、浅間大社では遠くから礼をするだけで富士宮駅に戻った。

峠楽会 1月20日!

新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

新年早々、ダブルブッキングで「峠楽会」の日程変更です。

予定していた13日に、「大学女性協会」(向後紀代美委員長)の南極から中継を丸山さんと手伝うことになっていました。京王プラザホテルの大会場で行われる大々的な会です。手伝いなので気楽に考えていましたが、途中で失礼というわけにはいかないようです。

ということですみませんが峠楽会の探索会を1月20日に変更してください。集合場所は東京メトロ神谷町駅、時間は1:30です。飯倉峠へあがって、さらに東京タワーに上がろうかと思っています。詳細はのちほどお知らせします。

申し訳ありませんが、ご承知ください。

新年はいつも箱根駅伝!

今年のお正月は平均年齢82歳の老人世帯ですごした。子どもたちはみな海外で、孫たちは「いまテレビで紅白を見てるよ!」と、動画で中継してくれた。昔は海の向こうから電話することも大変な状況だったが、いまは子供でも簡単にスマホの無料のテレビ電話(?)が使える。どういう機能になっているのか不思議で仕方がない。まあテレビ電波もどうやって送られてくるのかよくわからない。子どもたちは、考えもしないで使っているのだろう。

私は長いこと紅白歌合戦は見たことはないが、正月は毎年欠かさず箱根駅伝を見ている。わが卒業生が出たときには小田原中継所で数百メートル一緒に走ったこともある。東海道は何回も走っているので、景色をちょっと見ればどこかすぐにわかる。今、平塚中継所を東洋大学が1位で通過して行った。すぐ後ろに青山学院がいる。強いチームは強い! まもなく大磯に向かうが、高麗(こま)山がぽこんと立っているのが目前に見えるはず。

広重の東海道中の浮世絵でこの山を描いている。昨年同じ場所で写真をとって見た。こんな景色を魅力的に描くのはすごいことだ。山のふもとに高麗寺があったが、明治の廃仏毀釈で廃寺になり今は高来(たかく)神社となっている。埼玉の高麗郡にある高麗神社と同じ系統の神社であるが、高麗ではなく高来になっている。広重浮世絵と私のとった高麗山!

酉年にもっとも驚いたこと!

この石像は讃岐一宮の田村神社で見たものです。サル、キジ、イヌ です。この神社には桃太郎伝説があります。桃太郎というからには桃の産地の岡山県という印象がありますが、鬼退治に行くのは瀬戸内海の鬼ヶ島。なので桃太郎伝説は岡山県側と香川県側の両方にあるのです。近年は香川県にある鬼ヶ島のほうが桃太郎物語を盛り上げているようです。
桃太郎が引き連れたのは、サル、トリ、イヌ でした。この石像を見るまで桃太郎が連れていた動物が干支に由来するとは思っていませんでしたが、ハタと気が付きました。キジは干支にはないと思っていましたが、キジもトリの仲間。トリ年のうちに気が付いてよかった。

   ところで、この神社の桃太郎はまだ子どもで、実際にこれら動物を引き連れて鬼ヶ島に向かうよう指揮をしているのは桃太郎の姉の桃そ姫です。上の写真は田村神社に作られたレリーフです。姉が桃太郎を指揮しているのがわかるでしょ! この姉のモモソヒメは田村神社のご祭神なのです。
さらに歴史に詳しい人ならすぐに、「モモソヒメって三輪山のふもとの箸墓に祀られている姫なの?」と思うでしょう。まさにその人なのです。
さらに箸墓のヒメは卑弥呼であるということもご存知でしょう。ということはモモタロウの姉は卑弥呼なのです。桃太郎と桃そ姫、兄弟で鬼退治したのです。意外なところに卑弥呼が出てきて驚いたでしょう。

2017年、私が最も驚いたことの一つです。

ホタテ・イカ・ハタハタ

今年はホタテが不漁でお正月の贈答用の販売ができないとテレビで報道していた。地元でも高値が続いているようだ。我が家には縁がないと思っていた。日本海のイカ漁は北朝鮮の木造船の乱獲で不良だそうだ。
貴乃花一色の報道の中で、そんなことがちょっとだけ話題になっていた。そのさなかに青森の脇の沢からホタテが4キロも送られてきた。ありがたいことだ。何軒かに配って本日はホタテの刺身。さらにイカの煮物。豪華な気分!
先日は青森の友人から大量のハタハタをいただいた。これも我が家では消費できないので友人宅に配った。二人で寂しく暮らしているだろうとみなさん配慮してくださっている。ありがたい事だ。 明日はつきたてのお餅をもらいに友人宅に行く。ここ数年年末の餅つきはなし。いただくばかりだ。まだホタテが何枚か残っているので、御礼に持っていこう。いよいよ貰い物、物々交換の生活。日本経済にはあまり貢献しないなあ。