武蔵国府・国分寺


武蔵国の一宮はさいたま市大宮の氷川神社であるが武蔵国府からは非常に離れている。国府と一宮が離れている場合は国府近くの「総社」が立派であるという我が「法則」の例がこの武蔵国でも成り立つ。国府は総社である大國魂神社の付近にあたことはわかっていたが、発掘調査の結果、府中本町駅と総社の間に国司館があったことがわかり2018年に史跡公園がつくられ館が復元展示された。 今回の散歩は東京競馬場から府中崖線にかかる八幡坂を登って大國魂神社に上がって行った。府中本町駅との間に広場ができ国司の館の柱がたてられ建物のの復元模型があった。

武蔵国府 国司館

武蔵国 総社(六所神社)大國魂神社
武蔵の総社だけあって立派。府中駅から続くケヤキ並木の参道はすばらしい。大宮の氷川神社の参道よりも立派かもしれない。上の地図に示した小野神社も実は武蔵国一宮を称している。地名も多摩市一宮である。大國魂神社の六所神社の一番にはこの小野神社がまつられている。氷川神社は3番目。

この神社には実にたくさんの狛犬がいる。西門の鳥居前の狛犬。新しく作られたものだが立派!何が?

武蔵国分寺・国分尼寺府中から北へ3キロほど行くと国分寺崖線にぶつかる。崖の下は湧水があり住みやすいところだったろう。国府からはかなり離れているがここに国分寺・国分尼寺がつくられた。もちろん国分寺市の名前はここから出たものである。現在国分寺を名乗る寺はあるが昔の国分寺そのものではない。現在の国分寺の前に元国分寺跡が残っている。国分尼寺は府中街道、武蔵野線の反対側にある。礎石が残っており公園として整備されている。下は真姿池の脇の清流、現在の国分寺山門

国分尼寺も公園として整備されている。地下の構造も見えるよう工夫されているが、今は入れない?
ここから鎌倉街道の急坂(国分寺崖線)を登って西国分寺駅に行く。本日の散歩、途中はスに乗ったので2万歩。