備中国府は総社市にあった


総社町や総社という地名は各所にあるが「総社市」は岡山県のここだけである。近くには作山古墳、造山古墳など日本有数の大きさをもつ前方後円墳がある。古代の吉備国の頃から栄えていた場所なのだろう。
国府の場所の発掘はされていないが、東総社駅近くの「国府」という場所付近が想定され、国府跡の碑がたてられている。

国府

総社宮
備中一宮の奥に温羅(うら)の釜殿にむかう長い回廊がある。この総社の回廊は吉備津神社とは違ってまっすぐに伸びて拝殿につながっているが、造りはほぼ同じ。印象的な感じである。境内には多くの神さまが集まっている。神楽面は種々の神さまのお顔が飾られている。神さま好きの人には嬉しいだろ。

国分寺 国分寺跡

旅のパンフレットには吉備の国分寺としてよく出てくる。広い田んぼの中の台地の上に国分寺の五重塔が眺められる。いつ行っても大勢のカメラマンで賑わっている。私の知っている国分寺の五重塔としては一番立派である。古代国分寺は現国分寺の敷地続きに広がる田んぼの中にある。発掘資料は資料館で見ることができる。

国分尼寺跡

国分寺の前を自転車専用道路がとおっている。古代吉備の主要な古墳、寺社を見て回られるようになっている。2008年には私も自転車で回り、国分寺隣のこうもり穴古墳を通って国分尼寺跡に行った。今回は車だったのでこうもり穴をパスして尼寺跡にいく。尼寺跡は前よりも整備されていた。

造山古墳
自転車道路沿いにある造山古墳。日本第4位の巨大な前方後円墳。大和のものと違い、宮内庁の管理ではないので誰でも登れるし、副葬品は全部盗掘されている。2008年

吉備の一宮 (一宮巡りのページを参照してください)

備前一宮 吉備津彦神社

備中一宮 吉備津神社

備後一宮 吉備津神社