ジャスミンのニオイ!

我が家の前の路地の並びに毎年ジャスミンがさく。見に行かなくてもニオイで満開になるのがわかる。ここ5日間で満開になった。行くところがないので我が家から50mだけ外出して写真を撮ってみた。
家中登山もそろそろ3000mに近づく。今週中に富士山3776mに登山できるだろう。そこまで行ったら一休み。膝が痛いのとちょっと飽きてきた。

ついでに我が家のシャリンバイの花も同じ速度で咲き始めた。本日の気温は25℃で夏日になったみたい。家の中も暑い。家中登山も汗まみれになる。今月末まで自粛が続くこともありそうだ。

でも子どもたちははやく学校再開してやらないと元に戻れないかも。9月新学期などとこの混乱期に声高に騒ぐ人たちがいるが、そんなことをしたら今年の高校3年生は大変だよ。入試の改革は先延ばしになり、新学期も迎えないまま5月になり、この先どうなるかも示されない。

子どもたちは感染してもインフルエンザ並みということもわかっている。もういい加減、子どもたちは戻した方がいい。パチンコ屋や深夜飲食はもちろん問題外だが公園、図書館、などは明けてもいいだろう。いや、エアコンを入れる季節、換気が悪いなあ。いろいろ問題もあるものだ。年寄りの愚痴はどうでもいいから、専門家の人たち何かいい案を提案して欲しい。

読書チャレンジ 3日目

読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで好きな本を1冊7日間投稿する」3日目#7days
#7bookcovers

現代の「知の巨人」と言えば関野吉晴と山極寿一であると私は思っている。関野さんは人類の起源を追って「グレートジャー二―」の人力旅を敢行、さらに日本人の起源を求めて縄文号という手作りの船で若い仲間とともにインドネシアから航海してきた。山極さんはアフリカの村で40年以上にわたって類人猿ゴリラの研究を続けてる。

お二人とも人生の大半をフィールドに身を置いた探検家である。このフィールドから学んだ思索は、書物から得た従来の「知の巨人」とは明らかに違うところである。

私は昔から「体力さえあれば知力は自からついてくる」と若者に言いつづけてきた。しかし我が身を振り返ればまったく信頼性がなかったが、この二人をみれば「どうだ、私の言い続けてきた言葉は間違いなかったろう」と言える。

偉大な人間はお互いに引き合う力があるのだろうが、それだけではこんな知的・魅力的で本はできない。関野、山極両人と同じくフィールドからものを考える岡村さんがいたからこそ出来上がった本であるということも付け加えておかねばならない。

・・・・3.11の原発事故が起きた当初、日本中の人が「社会が変わる」と確信したと思います。私もその一人でした。金、経済、効率・・・そんなものよりも大切な何かがあるはずだ・・・。命、自然、生活、そして人間はどこからきてどこに行くのかという本質的論議は低調になってしまった。

もう一冊、関野さんの本を追加しておく。関野さんの思索の原点になったものではないか。
「ゼロ成長、マイナス成長、・・・せっかく生き延びてきた生命が長生きするために、人間がつつましい生活に戻るためのチャンスだと考えてみてはどうでしょう。エネルギーをなるべく消費しないで、どうしたら人間が幸福になれるか考えてみればいいのです。」

この本を作ったのは関野さんのグレートジャーニーを支え続けた(こき使われた?)白根全さんである。
白根さん、岡村さんらは「知の巨人」を支えた巨人(あれ、野球の巨人と一緒にするなと怒られそうだ!)だと思っている。

※ 2つの本は判型は違うが、同じ大きさにして並べてある。後者は文庫本

読書チャレンジ2日目(7日間)

本日は2日目 4月の末には東京都の感染者は激減したが、5月に入ったらまた連日160人を超える人数になった。専門家会議の結論では5月6日の自粛解禁はムリだとされた。まだ1か月は自粛延長の宣言が安倍総理から出されるそうだ。国民が8割削減に協力しなかったから感染者数は劇的に減らなかった。だから延長とのことだが、本当に4日に総理がそんなこと言ったら反乱がおきるかも。大阪府知事は延長には応じられないなどと言っている。さて・・・
読書チャレンジの2日目には、戸山高校の卒業生である浜先生の三部作を取り上げました。もう一冊は毎日新聞の校閲センターの岩佐さん。

安倍政権の断末魔が迫っているが、新型コロナの前からこの状況を予想していた人が浜矩子さんだ。
2015年「国民なき経済成長、脱アホノミクスのすすめ」
2016年「アホノミクス完全崩壊に備えよ」
2017年「どアホノミクスの断末魔」
とアホノミクス三部作である。我が戸山高校の誇る卒業生、私も同窓会でお目にかかったことがある。最近テレビでお目にかかることがないのは、この本のせいだろう。同志社大学教授で、財務省、金融庁、国税庁、経産省の委員としても活躍した、いわば政権の身近な人だった。その人がこれだけ言うのだから、アホノミクスなのだろう。今回の本は「ど」アホになっている。

もう一つ、安倍官邸の国語力のなさを校閲したのが「失礼な日本語」である。毎日新聞の校閲センターの岩佐さんが書いたもの。
「そもそも=基本的」
は30種以上の辞書には載っていない。しかし閣議決定で正当化した。辞書よりも安倍官邸の方が正しい言葉であるといういうお墨付きを作ったのだ。これから先、辞書にはそもそもは基本的という意味だと付け加えなければいけないのかな。

「おはようございます。安倍普三であります」
とHPの堂々と載っている。何がおかしいのかと思ったが、安倍総理の名前は「晋三」であって「普三」ではない。一番身近な人たちが自分の使える人の名前を間違えるなんて、それが堂々と官邸のホームページに載っていたのだそうだ。(いまはさすがに消された)

この2冊、何の関連もないが私の中では、安倍政権は「そもそも的」に国語力がないことを裏付けるものとして納得している。

読書チャレンジ 第1日目(7日間)

「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで好きな本を1冊7日間投稿する」
という企画が高世泉さん、岡村隆さん、三五康司さんから我が方に回ってきた。私は「書を捨て町に出よう」という題名を見ただけで、納得して街歩きをしてきたので読書文化について語る資格はない。それに、どんな本を取り上げたかで、本人の中身を見透かされそうだ。しかしまあ、どうみられるか気にする年でもない。彼らから引き継いで気になった本を取り上げてみる。

という企画がFB上で行われれているので、私も暇なので参加してみることにしました。

招待してくれた三五さんが、賀曽利隆の本を上げていた。私も「賀曽リック」信者の一人だが、もう一人強烈な信者がいる。彼の「9つの森の教え」(築地書館)を取り上げておく。著者の名前は「峠隆一」。賀曽利隆が峠越えを始めたころに着けたペンネームだ。中身はマレーシアサラワクの森から得た知恵を記したものだ。当時彼はサラワクの森にすむ先住民の抑圧された状況を告発し続けていた。投獄されたり入国禁止になったりで本名を使えなかったのだろう。だから一番尊敬していた名前をもじってつけたのだろう・・・と思う。

いま彼は日本に逃れてきた難民が、認定もされず家族と引きはなされて入管の収容施設に入れられたままになっている状況の取材を続けている。日本の「おもてなし」はこんなものだったのか。さらに告発を続けてほしい。今は本名で活動しているがここでは本名は秘密。ということで二冊並べておきます。